ロシア議員、「仮想通貨マイニングを行政処罰の対象に検討している」と発言
ロシアの国会下院議員は、ブロックチェーンで仮想通貨をマイニングするユーザーを対象に、行政処罰の導入を検討していると、国営金融市場委員会委員長の議長であるAnatoly Aksakov氏が同国メディアTASSに語ったことが明らかになった。
Aksakov氏は、ロシアでの仮想通貨に関する規制について「同国で法律に準じていない仮想通貨や、それらの操作については違法とみなされるだろう。」と述べている。
また、これら仮想通貨マイニングについて違反が発覚すれば、情勢上の罰金が課されることになるという。
現状のロシアの仮想通貨の規制については、いまだに不透明な部分が多い。同国のトップであるウラジミール・プーチン大統領は今年2月、今年の7月までに仮想通貨に関する連邦法を採用するように自国の政府に指示したことが明らかにした。
さらには、今年初めにロシア国内で行われた世論調査センター(VCIOM)の調査によると、ロシア人の大多数がビットコイン(BTC)が有益ではないと回答しており、調査対象者の約9%しかビットコインについて詳しい知識を持っていないようである。
しかし現時点でのビットコインへの知識量や興味がないと判明している反面、これから仮想通貨市場が世界中に広まることとなれば、大国ロシアも仮想通貨の具体的な規制に乗り出すこととなるであろう。