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ニキサロンオーナー“700ニキ”に全てを聞いた!「賢者のタイミング」発売記念【独占インタビュー】
日本国内最大級のコミュニティとして初心者から熟練のトレーダーまで、様々な視点からの情報はもちろん独自の観点から分析したトレード技術など、全ての場面に合わせたノウハウを発信する「ニキサロン」。
そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのニキサロンのオーナーである700ニキ氏が5月24日、渾身の一作となる著書「賢者のタイミング」の販売をすることが決定し、発売を記念してNEXTMONEY独占インタビューに応じ、どのような経緯でトレーダーになり、どのようにしてニキサロンが成長し続けているのかを語っていただきました。
1990年神奈川県生まれ。アニオタ・ネコ好きの個人投資家。国内最大級の有料会員制コミュニティ(オンラインサロン)「ニキサロン」を主宰。趣味は読書でありトレード以外のすべての時間は本を読んで過ごす。「幸せなお金持ち」を目指すため「必要以上に無理をしたトレードをしない」を信念に、安定して月収8桁維持を目標にトレードを続けている。「超」がつくほど貧乏な家庭に生まれ幼少期よりお金がなくて困った経験が多く、お金のせいで夢や自己実現をあきらめている人を一人でも減らしたいという考えから、幅広いお金の教育を広める活動を展開。
Twitter:@aniota_umarun
700ニキってどんな人?|武道館まで上り詰めたスターが感じた危機感とは
A,はい、元バンドマンです。
15才で音楽を始めて、高校卒業と同時に事務所が決まって、小さい事務所でプロとして活動を始めました。トントン拍子で売れて、すぐにメジャーデビューのオファーも来ました。
そこから20歳でメジャーデビュー。21歳の終わりに武道館公演やって。
ガンダムとかブリーチのアニメ主題歌も歌ってました。
そのころは完全に天狗でしたね。(笑)
Q,21歳で武道館..それは天狗になってもおかしくありませんね。アーティストとして順風満帆のように思えます。
A,バンドを始めた時、武道館に出れば億万長者になれると思ってました。
それが蓋を開けてみたら固定給13万円 (印税などは別)。さすがに驚きました。
元々、実家が裕福な家庭ではなくて、学費も自分でバイトで稼いだところから支払い。
高校を中退したのですが、理由は学費が払えないから。
お金が無くて諦めなければいけないことから、稼ぐ方法を模索するようになりました。
とにかくお金がないことがコンプレックスで、音楽に懸けましたが現実は違いましたね。
運命の分かれ道
Q,音楽業界の現実も、ニキさんの生い立ちも驚きです。その後も気になります。
武道館まで出て、辞めようと決めたキッカケはありましたか?
A,まずは独立を考えました。仲介でお金を取られるくらいなら自分たちでYoutubeとかメディアを作れば発信できますし。ただ、当時7.8年前で全く世間に浸透してなくて。
ネットやSNSに力を入れよう、と話しても時代が早すぎました。
バンド内でも意見が別れました。
大手事務所に行きたい組、今のままでいい組、独立したい組で。
そこが解散のキッカケでした。今となっては自分が正しかったと思ってます。(笑)
Q,7,8年前にYoutubeに目を付けるあたり、先見の明があったんですね。投資家のスタートはいつからでしょうか?
A,バンドの行く末で悩んでいる中で、22歳の時に株の投資を始めました。
移動平均線って?ローソク足ってなんだろう?というところから。
でも、投資だけってわけにもいかないので、音楽情報のキュレーションメディアを立ち上げて、”武道館で公演したIT社長”でバズるかと思いきや上手くいかず。
その後、後輩を集めて歌舞伎町で飲み屋を開業しました。経営は上手くいきましたが、人と密接に関わることがストレスになったり、旅行に行きたくても行けなかったりで。
ビットコインとの出会い、「700ニキ事件」の真相
Q,既に成功者のように思えますが…そこからどのような経緯でビットコインに?
A,経営か、専業トレーダーかで、ちょうど悩んでいた時期にビットコインが盛り上がってて、これは1本でもやってけるなと。株、為替の資金も全部、仮想通貨に回しました。 でも、本格参入で言うと”出川組”くらい。なんなら、当時の相場が過熱していたので最初のポジションはショートからでした。トレードの経験があったので。 「靴磨きの少年が株の話しをしたら暴落する」って言うじゃないですか。 あちこちで仮想通貨の話しをしてて、CMもやってて。 Q,経営者からビットコイン1本に…思い切りましたね。トレード経験があって、相場観が分かるニキさんであれば、ビットコインのトレードも上手くいったのでは。 A,それがそうでもなくて。トレード自体は上手くいっていたのですが、下げ相場真っ只中の2018年2月に”700BTC”(当時約7億円相当)の買いオーダーを出してしまって。 完全に身に覚えのない誤発注で、当然のようにほとんどが強制ロスカット。 あり得ないタイミングで、あり得ない枚数だったので、bitflyerのチャットはお祭り騒ぎできた。よくよく思い出すと、飼ってたネコがキーボードを踏んでて。(笑) それが”700ニキ”という名前の由来でもあります。 Q,700BTC…とんでもない数字ですね。しかも犯人が猫とは。悔やんでも悔やみきれないのでは。 A,”700ニキ事件”までは資金に余裕もあったので、そこそこにトレードをしていましたが、20代後半にして一気に資金を失うってヤバイ。欲を出して焦って下手なトレードを繰り返してまた資金を減らして、みたいな。どん底を味わいました。 でも、専業トレーダーなので、トレードでやられたらトレードでやり返すしかないと思ってひたすら勉強を続けました。負けない戦い方は分かっていたので、巻き返せる自信はありました。今では”失敗してよかった”と思っています。 Q,ほとんどの人はそこでトレードを辞めてしまいそうな気がします。700事件をキッカケに変化したことはありましたか? A,まずは事件で話題になり、ツイッターのフォロワーが一気に増えました。100万円チャレンジと称して4日で1000万円にしたり。順調に資産も増え、まさに地獄からの復活でした。 その後はツイッターで発信を続けたのですが、フォロワーからは批判が来ることもしばしば。上がるって言ったから買ったのに損した!みたいな。そりゃ、エントリーポイントやイグジットのタイミング、資金、時間軸とか全部違うのに同じ結果になるはずがない。 そんなことが続いた中で、自分自身のアウトプットの意味も含めて、そしてギャンブル感覚のトレーダー、投資家のリテラシーをあげることを目的にDiscordチャンネルを立ち上げました。 それが「ニキサロン」の始まりです。 Q,経営者として、トレーダーとしての経験からサロン運営に繋がっているのですね。「ニキサロン」、何やら凄く好評とか。 A,ありがたいことです。入った人の満足度が高くって、いい噂が広まるっているみたいです。中にはもちろん辞めていく人もいますが、クレームを言ってサヨウナラ、ではなく卒業式などで送り出していることも多くあります。 Q,イメージと違いました。投資コミュニティは、かなり殺伐とした雰囲気のイメージです。ニキさんの努力の賜物でしょうか。 A,努力はしました。ただ、1人でのサロン運営は激務過ぎて、何度か倒れたりしました。 プライドが高いので、サロンで起こったことや相場が動いた時、全部見ていたい。 2018年からサロンには2000人くらいいたので、寝ている間に動くと申し訳なくなってしまって。寝るに寝れませんでした。サロン生には利益出してもらって、満足はさせられましたが、体を壊してしまいました。 Q,1人で2000人規模のサロン運営は誰でも体を壊しそうです。 A,このままだったら死んでしまう、儲かるけど、キツイ。そう思いました。 それに、体を壊しただけでなく、お金を稼いで思ったことは「寂しい、なんかつまんねえな」でした。 そんな状況を打破する為に2019年から大幅にシステムを変更し、講師を招聘しました。 みんなで、得意分野をそれぞれ分担しています。 そこからサロン運営の捉え方が「仲間とやった方が楽しい、ビジョンがあった方が楽しい」 に変わっていきました。 Q,心境の変化と共に、サロン運営も進化しているのですね。可能な範囲で、サロンの中の事を教えてください。 A,そうですね。講師陣のことを少しだけ話すと、MOONさんは元々証券会社の方で、金融の方なので専門知識が凄いある。難しい言葉使ってて、よく分かんないけど。(笑) 青ハチミツダルマは教科書通りの綺麗なチャートを引くし、kazuくんはアルトコインやライントレードが強い。あわさんはスキャルピング、INOさんは情報を調べるのが好きで、取引所の裏技とか見 つけて来るんですよ。(笑) みんなそれぞれ武器が違う。僕はのだめタイプなんで、チャート見て、ここまで来たら一度買い、売り」って呟いたりします。チャート、はシンプルにスマホでしか見ない時もあります。 スマホで分かるんですよ。チャートばっか見てたので、目でフィボナッチとか線が引けるようになったんですよ。見たら、あ、ここ0.3 だとか、0.5まで上がるとか、分かるんですよ。感覚、直感が一番強いかも知れません。 なぜかというと、死ぬほど勉強したから。 こんな感じで、各々が役割を分担して、毎日朝に市況確認して講師陣が順番にコラムをあげています。1日数回更新。 短期はチャット形式で運営してます。今はBTC-FXが簡単なので、メインに扱っていますが、勉強すればどんなチャートにも応用できるようになります。 私は感覚派のトレーダーで、サロンではオーナーの立ち位置なのですが、生徒にはロジカルを言語化できる優秀な人が増えてきて活気があります。 先日も、ガチで初心者で入った1期生が月次100万を稼ぐようになりました。 投資は始めて一年でやめていく人が90%を超えるので、しっかり1、2年学んだ上で勝てるようになってほしい。 とは言ってるものの、みんな成長早いからすぐ勝っちゃって。(笑)調子乗んなよーとは言ってます。(笑) 自分が芽がでるまでに時間が掛かったので、あんまり早く成功されても嬉しくないですけどね。(笑) Q,ニキサロン、とても面白そうです。コンテンツも拡充し、生徒のリテラシーも向上。 今後、ニキサロンが目指しているものとは、一体何でしょうか。 A,今後、英語を習う、ジムに行く、水泳を習う、という感覚で「投資を習う」という文化がくると思っています。そして、作ろうと思っている。それを5年以内にやる。それがニキサロンの目標です。言うなれば、「トレーダーのライザップ」ですかね。 10年前はトレーニングジムにも人はいませんでした。ボディービルダーだけ。今では健康のためにみんな行ってます。英会話も、習い事はなんだってそう。 そして、このビジョンを達成するためには1人では出来ないし、チームを作ってビジネスとしてやれば面白いのではないかと考え、今のニキサロンがあります。 投資を通して経験してきたことを伝えていきたい。その為にリテラシーの向上だけでなく、「金融投資に対する悪いイメージ」も払拭していく必要があると感じています。 また、実現に向けての課題も分かっていて、内容が鬼難しいこと。 ハッキリ言って、初心者にとっては簡単ではない。この記事を読んでる人は分かると思いますが、投資をやったことがない人が入っても、乖離ってなに?トレンドラインって何?みたいな。0から学ばないといけない。 そういう人たちに向けて価格をリーズナブルにして、分からないことが分かるコンテンツを作っていきたいです。指値ってなに?成り行きってなに?ってところから塾としてやっていき、今後はポジション配信ではなく、成長してもらうためのカリキュラムに価値を感じて欲しいと思います。 投資をカジュアルにしたいですね。 Q,投資をよりもっと身近に、というテーマで活動していく中でこれから投資を始めたい方も増えると思います。 A,まず、投資というものの認識を改めなきゃいけない。 投資やりたいって人の90%くらいは楽して儲けたいって思ってるし、簡単に儲かるみたいな甘い考えは捨てた方がいい。ただ、確実に努力が結果に出るものなので、サロンを運営しています。 入る入らないは別として、コツコツ勉強することが一番の近道。そして諦めないこと、続けること。1年間続いてる人ってあんまりいないから。 まずは1年間続けて見ることが目標でいいと思います。資金は余剰資金で、これは必ず。トレードを始めたら、ラッキーで儲かる時が誰にでも来ます。 その時にほとんどの人は「もっと入れておけば、もっと儲かった」と考えます。始めたばかりのレベルの低い人が、高い人の集団に入っていっても殺されるだけ。まずは経験値を積みましょう。RPGでも経験値を積んで、レベルをあげてボスと戦う訳じゃないですか。初期装備で勝てる訳ない。笑 まずはそこから。”学びたい”人はサロンで待ってます。 発売を記念して著者700ニキさんから、読者の皆様へサイン入り本を3冊プレゼント! 【700ニキ独占インタビュー】 700ニキ氏より”サイン入本”を3名様、”iPad(ニキモデル)”を1名様へプレゼント! 応募方法 応募期間 — NEXTMONEY@仮想通貨メディア (@nextmoneyCrypto) 2019年5月27日 ※ 抽選方法は「あたれら」にて抽選させていただきます。(当選されていない方にはご連絡はございませんため、ご了承ください。) 日本国内最大級のコミュニティとして初心者から熟練のトレーダーまで、様々な視点からの情報はもちろん独自の観点から分析したトレード技術など、全ての場面に合わせたノウハウを発信する:1日100万円を目指すビットコイン講座人生のターニングポイント
「トレーダーのライザップがあってもいい」逆境から得たヒント
未知の領域|サロンの進化
他にもチャートクイズやオリジナルの問題集を出しています。優秀な講師が増えたことでコンテンツの幅が広がり、参加者のリテラシーが上がってきました。サロンには凄いトレーダーがたくさんいますよ。これから投資を始める人へ
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Q,ニキさん、バンドをやられていたそうですが。