BeyondBlocks レポート Part.6

BeyondBlocks レポート Part.6

運営の堀口

4/4〜4/5の2日間にかけてウィンストンホテル東京(目黒区)で開催された国際サミット「BeyondBlocks 東京サミット2018」にメディアパートナーとして招待いただきました。

世界中からブロックチェーンに関連するトップリーダー、開発者、投資家、そしてブロックチェーンに熱狂する仲間たちが東京に集結しました。

今回はその国際サミットの模様を取材したレポートに加え、運営 堀口の見解と考察も交えお伝えします。

 

〜DAY2〜

  • パネルディスカッション:ブロックチェーンの現実世界への適応性

ブロックチェーンの世界は、今年R&Dの領域から抜け出し、目を見張る進化を遂げています。パネラーの方々が携わる業界やビジネスがよりよくなるために、どのようにブロックチェーンが使われているか、実際の事例をお聞きください。

  • 登壇者:

Moderator: Masa Keith Nakatsu クリス・ツェ(Chris Tse)/Cardstack 創設者兼商品部トップ マーティン・リム(Martin Lim)/Electrify Asia 共同創設者兼COO  ホープ・ルイ(Hope Liu)/Eximchain CEO Raphaël Mazet, CEO, Alice Ryan Gittleson, Co-Founder, Virtue Poker

 

Q : なぜブロックチェーンがあなた方のビジネスに適しているのか?ユーザーはなぜ利用するのか?

オンラインポーカーは元来お金を入れて引き出すというプロセスがあり、中央銀行を信頼しなければいけないというルールがあります。
ここにスマートコントラクトを入れるビジネスモデルを考えています。 チャリティーにおいても透明性を意識しています。寄付する側はスマートコントラクトを使って、データが保存されます。

Q :  既存のデータベース技術は何を使っていますか?

どのチャリティーもデータを持っています。
しかし、それぞれにローカルに保存されていて、シェアされていない状態になっています。 どういうインパクトがこのチャリティーにあるのか、共有されていませんでした。
お互い、業界内でシェアできるのが私のプラットフォーム商品です。 電力の小売ビジネスをやっていますが、なぜブロックチェーンを使っているかというと、システムの効率性をアップしたいからです。
電力をユーザーに安価に届けることが私たちの商品です。スマートコントラクトをどのように使うのがベストなのか悩みました。
日本にいる業者とも話を進めています。ここ数年で開発も加速できます。インセンティブももっと増えてきています。スマートコントラクトを使ってコストダウンを図れると考えています。
iOS app等を導入するにはまだ時間がかかると思っています。
スマートコントラクトの開発もこれから一元化しなければなりません。どのように組み立てるのか?トークンが必要なのか?そして、どういうアセットを持たせるのか?キーは?など色々考えると、複雑になっていきます。イーサリアムのスマートコントラクトを使って、前払い制のプリペイドカードを作っています。手数料が安価になります。
決済も楽になります。スマートコントラクトはそういう問題を解決するフェアなプロダクトです。広告ネットワークも良いシステムになると考えています。

 

Q :  新しい技術で越えなければいけない課題は何でしょうか?

どのように企業の信頼性を作っていくか。また、ブロックチェーンのプロセスにおいて、公式な証明が必要となってきます。
まず、パブリックのブロックチェーンで証明をして、そこでコンプライアンスの問題等がありますので、そこはプライベートで解決していきたいと考えています。
お互いに協力し合って、ブロックチェーン全体のエコシステムを解決していくことが大切です。 いくつかのチェーンとしてはプライバシーのテクノロジーを当てはめてやっています。
レイヤー1の上に、追加のソリューションを足していく、と考えています。ブロックチェーンを中央集権化にあてはめて考えてみたときに、新しい考えが出ます。 プライバシーはとても重要な観点です。
例えば、家族用にデータ管理をしたい、第三者に公開したくないなど、そのような問題に対してもオープンソースとして開発余地があるところです。

Q :  投資トークンですか?ユーティリティトークンですか?

プレセール等をやっていて、ポーカーゲームをサポートしたいという方の興味をそそることができますし、安いときに買ったらどうなるかな、と楽しむこともできます。
サプライチェーンのプラットフォームは、トークンが実際にビジネスをやっている人たちに分配されることが大切だと考えています。
トークンがサービス手数料になります。トークンは結局投資と同じようなものです。ブロックチェーンは存続し続けると自信を持っていえます。