BitMEXの24時間取引高が過去最高を記録|アーサー・ヘイズ氏がツイート
仮想通貨取引所「BitMEX(ビットメックス)」の取引高は顕著な増加を見せているようだ。(※BitMEX(ビットメックス)は、2014年に設立された香港に拠点をおく仮想通貨取引所。)
同取引所のCEOを務めるアーサー・ヘイズ(Arthur Hayes)氏は自身のTwitterで、24時間取引高が過去最高となる100億3000万ドルに達したことを報告した。
New record for BitMEX trading volume. Praise be to volatility and our wonderful traders! pic.twitter.com/iLMGdpz65n
— Arthur Hayes (@CryptoHayes) May 12, 2019
BitMEXでは、100倍のレバレッジ取引が可能であることでも有名だ。現在、日本国内の仮想通貨取引所では、仮想通貨交換業における自主規制団体「一般社団法人日本仮想通貨交換業協会」のガイドラインが策定されたこともあり、15倍だったレバレッジを4倍へと変更する流れもある。これに比べれば100倍というレバレッジは非常に大きいように感じられる。また、BitMEXでは、取引にXBTという独自通貨を採用することにより、高いレバレッジを実現しているという特徴も有名だ。
仮想通貨のボラティリティが回復しているといった様子は、GMOインターネットの決算説明会でもその認識が公表された。仮想通貨市場の低迷期と言われた2018年には、取引高減少といった環境要因に左右され収益が悪化した仮想通貨取引所も多いが、今回のアーサー・ヘイズ氏のツイートからは、市場のボラティリティが回復している様子も現実的に感じられる。ちなみに、アーサー・ヘイズ氏は、ビットコイン価格について、年末に1万ドルまで回復するといった強気な予想も示しており、仮想通貨市場に対して楽観的な見解を示していることも話題となった。
また、仮想通貨の取引高については、各所でその様子が報告されている。
Coin DanceというWebサイトでは、ベネズエラやアルゼンチンといった国でビットコイン取引高が増加している様子が報告されている。
一方で、仮想通貨現物取引高が過去最低水準を記録したという一報もある。
今回スポットを当てたBitMEXは、取引高が11億ドルに近づくといった内容の報道もなされ、印象のよい話題が最近目に付く。
仮想通貨取引所の取引高については、市場参加者の関心も高い話題だろう。様々な仮想通貨取引所の取引高に関する内容の報道には、今後も目が離せない。