仮想通貨取引所SBIVC、ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークについて発表
日本国内の大手仮想通貨取引所であるSBIバーチャルカレンシーズは10日、仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCH)のネットワークアップグレード(ハードフォーク)を、日本時間5月15日(水)午後9時以降に予定していることを発表した。
📢【お知らせ】
ビットコインキャッシュ(BCH)のネットワークアップグレード(ハードフォーク)が5 月 15 日(水)午後 9 時(UNIX タイムスタンプ 1557921600)以降に予定されています。当社では、当該期間中も #BCH のご売却にかかる取引は可能となっております。#sbivc #仮想通貨 #暗号資産— SBI Virtual Currencies (SBIバーチャル・カレンシーズ) (@sbivc_official) 2019年5月10日
2018年11月16日、大規模な仮想通貨市場の暴落のきっかけとなった仮想通貨ビットコインキャッシュのハードフォークによって誕生した仮想通貨BitcoiABCは、ビットコインキャッシュ(BCH)を5月15日にハードフォークすると発表している。
今回のハードフォークは前回のBCHの分裂のようなハードフォークではなく、アップグレードという形で、以下のアップグレードが実施される。
- シュノア署名の実装
- SegWitアドレスへの誤送信の改善
- リプレイプロテクションの自動化
今回のハードフォークにおける「シュノア署名の実装」では、これまで使用してきたトランザクションの署名方式である「楕円曲線デジタル署名アルゴリズム(ECDSA)」から変更され、データの圧縮が行われ、ブロックチェーンの1ブロックのデータがパワーアップし、仮想通貨で問題とされるスケーラビリティ問題の改善ができる。
しかし、取引所SBIバーチャルカレンシーズは先月16日、BCH(ビットコインキャッシュ)を6月下旬頃を予定にの上場廃止すると公式サイトで公表しており、ハードフォークを実施したのち、上場廃止になる予定である。
そして上場廃止の理由についても以下の理由が挙げられており、「今後のハードフォークが行われ、大きな価格の下落を完全に否定することができないため」と説明している。
- 時価総額の大幅な減少
- 「51%攻撃」に対するセキュリティに対する疑念
- 今後のハードフォーク可能性に対する懸念