G20が終了!仮想通貨はどうなる?
仮想通貨の今後に大きな変動があると予想されたアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開催された20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が19〜20日の2日間にわたり開催されました。
今回のG20では、仮想通貨の規制やICOのルール、マネーロンダリング問題などの、国際規制が決められるかどうか最大の注目となっていたが、結論としては今回は見送りとなった。
現状、仮想通貨市場はまだ規模も小さく、世界のGDPの1%に満たない市場規模であり基盤が脆弱であるという意味で、既存の経済市場に及ぼす影響は小さいと判断されました。そのためG20諸国の代表者の大半が、仮想通貨には規制が必要だが、市場が小さく、現状で世界金融のリスクとなる可能性は少ないと見ています。
G20が開催される直前までは、仮想通貨市場に国際ルールが決められることが確実視されており、仮想通貨全体の価格にも不安な価格変動が起きていました。そのため、今回の議決は、世間の予想を大きく裏切るような結果となりました。
今回のG20では仮想通貨に新たな規制を敷かない方向で決定したが、今後の仮想通貨の国際規定が決まらない訳ではありません。
今回行われた議論は、具体的な規制を含む仮想通貨の規制やルールを決める事はなかったものの、各国の同意のもと、今夏7月までには新たなプランを練る事は決定しています。
そのプランの詳細はまだ決まっていないが、今後の仮想通貨市場の動きを鑑みながら、規制やICOルール、セキュリティやマネーロンダリングといった迅速に対処すべき、勧告や規制を打ち出す方針です。
最近では日本をはじめ世界各国で、仮想通貨取引所のハッキングが問題視されており仮想通貨に関する様々な課題に直面している。また、それに対応できる各国の規制が敷かれている国と、いない国で大きな差が出ています。
このようにG20に参加する国々でも、それぞれ対応している状況は異なるが、今後仮想通貨に対する姿勢やアプローチを改善していく必要がある事に変わりはありません。
なので7月まで延期という期間を設け、そこまでに様々な可能性を模索していくという。また、7月には改めて今回と同じ地、アルゼンチンはブエノスアイレスでG20が再集結します。7月に規制が敷かれる事を前提に、今後日本や世界各国の仮想通貨に対する動きはどのように変わりどう変化していくのか注目になりそうです。