リップル社CEO「JPMコインは仮想通貨のあらゆる点を見逃している」と否定的な発言
先日、大手投資銀行のJPモルガンは、独自通貨「JPMコイン」の開発を発表した。
このニュースは、仮想通貨業界において最大級のビッグニュースとも言える。
しかし銀行が発行する仮想通貨というのは中央集権型の域から抜け出していないにも関わらず、JPMコインの採用が増加し、他の銀行も仮想通貨発行に続々乗り出すという声も多い。
JPMコインに対して独自の見解を述べたのは、リップル社のCEOであるBrad Garlinghouse氏だ。
Brad氏はツイッター上でJPMコインに対し以下のように述べた。
As predicted, banks are changing their tune on crypto. But this JPM project misses the point – introducing a closed network today is like launching AOL after Netscape’s IPO. 2 years later, and bank coins still aren’t the answer https://t.co/39EAiSJwAz https://t.co/e7t7iz7h21
— Brad Garlinghouse (@bgarlinghouse) February 14, 2019
予測した通り、銀行は仮想通貨に対する見解を変えてきている。しかしJPMプロジェクトは大事な点を見逃している。
現時点でのクローズドネットワークの導入は、NetscapeのIPOのあとにAOLを起動するようなものだ。
2年後、銀行の発行する仮想通貨はまだ答えではない。
Brad氏がJPMコインに対して否定的な理由は上記以外にも考えられる。
JPMコインは、リップル並びにXRPと同様のコア市場をターゲットにしている。
リップルはプラットフォームに100以上の銀行が参加しているが、JPモルガンはこの市場に対してそれ以上の力を持っている。
リップルとしてはJPモルガンの仮想通貨市場への参入は直接的な脅威になり得る。