米国を拠点に仮想通貨取引所Gemini(ジェミニ)を運営するウィンクボス兄弟は、ビットコインをはじめとする仮想通貨全面安について「仮想通貨の冬を恐れることはない」と発言した。
ビットコインに関しては、ビットコインキャッシュ(BCH)のハッシュ戦争を引き金に、短期で大幅な下落を引き起こしている。今年の始めに18000ドル(約200万円)の高値をつけていたビットコインの価格は一時期は3400ドル(約38万円)まで下落し、80%近い下落率を記録している。
ウィンクルボス兄弟は「仮想通貨の冬を恐れることはない」と発言した理由について次のように説明をした。
「仮想通貨市場の冬では私たちは家に引きこもる。それは私たちに内部的に構築する時間を与え、息を呑むように我々を洗練させるものです」
取引所ジェミニの内部的構築とは
実際にウィンクルボス兄弟は運営している仮想通貨取引所Gemini(ジェミニ)に関する、様々なサービスや事業展開を進めている。その中で11日、取引所ジェミニが提供する仮想通貨アプリケーションを発表した。
また、10月には大手保険会社AON(エーオン)と提携を発表し、同取引所を使用する顧客や投資家などが保有する仮想通貨および、取引所が保管する仮想通貨に対して保険を提要することを実現可能にした。
これらの準備や構築については、全て仮想通貨市場の回復を将来的に見据えた事業展開であり、仮想通貨市場の冬を抜け出すことを予想した発言である。