大手仮想通貨メディアであるBitcoin.comが本日伝えた内容によれば、インドに拠点を置く、仮想通貨取引所ウノコイン(Unocoin)が仮想通貨ATMの設置に向け準備を進めているようである。
ウノコインはインド国内のバンガロールに拠点を置く仮想通貨取引所であり、サスヴィック ヴィシュワナート(Sathvik Vishwanath)氏がCEOを務め、利用者数は120万人以上となっている。
現段階ではまだウノコイン公式による仮想通貨ATMの設置に関する公式発表は行われていないが、インドの仮想通貨メディアであるコインクランチ インド(Coin Crunch India)の公式Twitter上にはウノコインの仮想通貨ATMの画像がすでに出回っており話題となっている。なおコインクランチ インドでは画像のソース元は不明としている。
Unocoin Cryptocurrency ATM spotted.
Unocoin has confirmed to Coin Crunch, it's real but has not revealed any more information on it. Will be doing it later this week. We will follow up to get more info.
Image source: Unknown pic.twitter.com/S0VWjdwS7c
— Coin Crunch India (@coincrunchin) October 9, 2018
Twitter上の写真からも分かるように、ウノコインが提供を予定する仮想通貨ATMでは、BTC以外にも、XRP、BCH、ETH、LTCの5種類の仮想通貨銘柄に対応すると思われる。
Bitcoin.comでは、ウノコインのCEOを務めるサスヴィック氏に対してのインタビューを行っており、サスヴィック氏はインタビューに対して、
(ウノコインが)ATMの設置を行うことに関しては事実であるが、弊社ではまだ公式な発表は出していない。ATMを実際に運用可能な体制を整えるには、まだ1週間前後かかると思われる。(ATMの写真が出回っているのは)弊社と無関係な第三者が撮影し、インターネット上に流出したものである。
と述べている。
仮想通貨ATMの普及は世界中で広まっており、今月6日にはアルゼンチンの首都であるブエノスアイレスにBTCの売買可能な仮想通貨ATMを今年中に設置するとの発表もあったばかりである。
仮想通貨ATM設置数は続々と増加しており、地域別に見るとアメリカ、カナダといった北米地域が一番多くその数は約3000台となっている。
またヨーロッパも仮想通貨の需要に対応していくため台数を増やしている。また法定通貨が安定しない地域でも、法定通貨の代わりに仮想通貨を保有する割合が増加しており、仮想通貨ATMの導入が進みつつある。その一方で日本を含むアジア圏での仮想通貨ATMの普及はまだ進んでいるとはいいがたく、今後の進展が期待されている。