インド大手の仮想通貨取引所Zebpayが交換業を停止することを発表した。
28日午後4時をもって未実行の仮想通貨取引の注文をキャンセルし、仮想通貨をウォレットに戻していることをZebpayの公式Twitterや公式ブログでも発表している。
We are stopping our exchange. At 4 PM today, we will cancel unexecuted orders & credit your coins to your Zebpay wallet. No new orders will be accepted. The Zebpay wallet will work even after the exchange stops.
Read more: https://t.co/W8ygzPIYz1 pic.twitter.com/tPWCnyu7Yu
— zebpay (@zebpay) September 28, 2018
インドでは仮想通貨に関する扱いが不透明となっている。中央銀行にあたるインド準備銀行が4月6日に銀行や金融機関が仮想通貨関連のビジネスへのサービス提供の禁止を発表した。この禁止令は7月から施行されている。
銀行のサービス提供禁止は顧客と有意義に取引する能力を損なうものだとZebpayは語っている。またZebpayは仮想通貨取引業を行う合理的な方法を見つけることができなかったため活動停止することになったとも言及した。
ただしこの禁止令に対しては、申立も提起されている。裁判所は公聴会を開くなどして双方からの意見を聞いているものの判決は延期されており、現在でも裁判所としての意見ははっきりしていない。
禁止令に抵触しないように金融機関を介さないピアツーピア取引を開始している取引所も登場してきている。
なお営業停止前のZebpayでは会員数300万人以上で一日に700億円を超える取引高を誇っており、ビットコイン・イーサリアム・リップルなどを始めとした約20種類の仮想通貨を取り扱っていた。