デンマーク最大の銀行ダンスケ銀行のマネーロンダリング額が2,340億米ドルに増加しCEOも辞任

デンマーク最大の銀行ダンスケ銀行でのマネーロンダリング疑惑における内部調査によると、エストニア支店から流れている疑わしいお金の金額が1,500億米ドルから約2,340億米ドルにまで増加したことを20日、仮想通貨関連のニュースを報道するBitcoin.comが発表した。

内部調査の結果を詳述した報告書は19日に発表された。この報告書によるとリスクの高い顧客は約6,200人存在し、これらの顧客の大半は疑わしいと書かれている。

今回のマネーロンダリング疑惑額増加に伴い、ダンスケ銀行のCEOであるトーマス・F・ボルゲン氏は19日に辞任を発表した。
同氏は2013年からダンスケ銀行のCEOを務め、2009年から12年まではエストニアを含む国際銀行業務を担当している。

イギリスの経済紙であるフィナンシャル・タイムズは、今回のダンスケ銀行のマネーロンダリング疑惑に関してデンマーク首相であるラース・ロッケ・ラスムセン氏の発言を紹介している。

同紙によるとデンマーク首相は、マネーロンダリングに関与したと見られる金額が天文学的な数字であり、デンマークにとって重要な意味合いを持つと考えられていた銀行がこのような行為に関わっていることは残念だと発言している。