中国の最高裁判所にあたる最高人民法院が、法的論争上で認定できる証拠としてブロックチェーンを正式に認めることが7日、中国最高裁判所HPで発表された。
最高人民法院HP⇒http://www.court.gov.cn/zixun-xiangqing-116981.html
中国の杭州にネット通販や著作権といったオンライン上の様々な疑問やトラブルを対応するために2017年8月18日、インターネット裁判所が設立された。今回の人民法院による発表は、インターネット裁判所での法的論争の見直すための規則となる。
今回の規定の中には法的論争の当事者がブロックチェーンの正当性を証明することができれば、インターネット裁判所はブロックチェーンの合法性をデジタル証拠資料の保存及び認証の方法として認識するとも書かれている。
また中国では北京と広州に新しいインターネット裁判所を設置する準備を進めている。
中国は仮想通貨に対する規制を強めているが、ブロックチェーン開発に関しては積極的な姿勢を見せている。最近では中国の大手保険会社であるPICC(People’s Insurance Company of China)や大手自動車メーカーBYDもブロックチェーンを使うために仮想通貨VeChainとの提供を発表している。