香港、トークン化預金の24時間決済を開始、ステーブルコイン活用も次段階へ

香港の夜景を背景に、24時間365日対応のトークン化預金決済とステーブルコインの試験運用をデジタル金融ネットワークで表現したイメージ

銀行営業時間の制約を解消、トークン化金融の実用化を推進

HKMA(香港金融管理局)は2026年11月2日(月曜日)、試験運用中のEnsembleTX(アンサンブルTX)を拡張し、トークン化された中央銀行資金による24時間365日の決済を可能にしたと発表した。今後は規制対象のステーブルコインを用いた決済試験も計画している。

香港ではこれまで、参加銀行が既存の決済システムを通じて決済を行っていたため、利用できる時間帯が限られていた。こうした制約に対応するため、HKMAはプロジェクト・アンサンブルの一環として進めるEnsembleTXをアップグレードした。参加銀行はトークン化された中央銀行資金を使い、従来の銀行営業時間外でもトークン化預金の取引を決済できるようになった。

今回の更新により、銀行とその顧客は国際的な資金移動や企業財務業務、トークン化された投資商品の管理を昼夜を問わず行える。従来の決済時間に制限されず、参加機関間で実際の価値を伴う取引を処理できる点が特徴だ。

プロジェクト・アンサンブルは2024年3月、中央銀行デジタルマネーを用いたトークン化取引の決済方法を検証するために開始された。同年8月には銀行がトークン化預金の取引を試験するサンドボックスを開設。2025年11月にはEnsembleTXによる実通貨決済の試験運用が始まった。

今回の機能拡張により、試験を重ねてきた決済基盤が24時間365日対応へと進展した。

ステーブルコイン決済の試験も計画、HSBCは個人向け利用を拡大

HKMAは決済時間の拡大に加え、トークン化された為替基金証券を対象とする試験運用も進めている。

すでに認定ディーラーは、HKMAが発行する短期債務証券をトークン化した商品の流通市場で試験取引を完了した。次の段階では、これらの証券の決済に規制対象のステーブルコインを使用する試験へ拡大する予定だが、具体的な導入時期は明らかにしていない。

香港フィンテックウィークで講演したHKMAのエディ・ユー(Eddie Yue:余偉文)CEO(最高経営責任者)は、トークン化された中央銀行資金を24時間決済の基盤として導入する方針を説明した。

一方、HSBCが10月23日に開始した香港ドル建てステーブルコインRedCoinは、約10日間で5万人のユーザーを獲得した。PayMeアプリを通じた送金や加盟店決済に対応しており、同行は数百万人規模への利用拡大を目指している。

HSBCは香港など約6つの地域で法人向けのトークン化預金サービスも提供している。今後はモバイルバンキングとの連携や、トークン化されたマネーマーケット投資への加入機能も計画している。

 

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2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム