Google広告を悪用したHyperliquidの偽サイトで巨額の暗号資産が流出
暗号資産取引プラットフォームHyperliquid(ハイパーリキッド)のユーザーが、Googleの検索結果に表示された偽のスポンサー広告を経由してフィッシングサイトへ誘導され、約55万ドル(約55万19 USDC)相当の資産を騙し取られたことが明らかになった。
🚨 Hyperliquid Google 付费广告钓鱼事件,造成资金损失 约550k
攻击者地址:
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Google付费广告钓鱼事件频发,请注意保护资产安全 pic.twitter.com/9dVGLUNVJJ
— Darcy 资产救援⛑️ (@DarcyAri) August 13, 2026
Hyperliquid の Google 有料広告フィッシング事件により、約 550k の損失が発生しました。攻撃者のアドレス: 0x98b2761559A3…
セキュリティ分析を手がけるFlashRescue(フラッシュ・レスキュー)の共同創設者Darcy氏が2026年8月13日に公表した調査結果によると、不正な資金移動は3つのブロックチェーンアドレスに分散して実行された。
送金内訳はそれぞれ約44万15 USDC、8万2503 USDC、2万7501 USDCと分析されている。ブロックチェーン上のデータは資金の移転自体を明確に裏付けているものの、フィッシング広告が直接の引き金になったという点については、セキュリティ研究者による追跡分析や被害者からの報告を基盤としている。
高度化する偽装手口とGoogle側の対策
セキュリティ団体SEAL(シール、Security Alliance)の分析によると、攻撃者は正規のセキュリティ検証を回避するために複雑な手法を用いている。
不正入手した認証済み広告主アカウントを悪用するほか、アクセス者の属性によって表示内容を変えるクローキング(※1)技術を導入。安全なGoogle関連ページを初期表示に挟み、その内部で悪意あるフレームを呼び出すといった巧妙な仕掛けが確認されている。
Web広告やWebサイトの審査員であるGoogleやMetaなどのプラットフォームと、一般の閲覧ユーザーに対し、異なるページやコンテンツを表示して実態を隠蔽(いんぺい)する不正・詐欺技術のこと。
SEALは以前から同プラットフォームを騙る脅威を警戒しており、確認された356件の危険な広告URLのうち17件がHyperliquidに関連するものだったという。同様の手法による被害は他プロジェクトでも相次いでおり、3月後半のわずか半月余りで127万ドル(約2億円)以上の被害が記録されているほか、過去にはUniswap(ユニスワップ)やTrezor(トレザー)の利用者を狙った同様のフィッシング事例も報告されている。
なお、通報を受けたGoogleは該当する広告主のアカウントを即座に停止。同社は不正広告に対して厳格な対応を取る姿勢を強調しており、前年にも83億件を超える問題広告の除外と400万件以上のアカウント停止を実施したと報告している。
プロトコル自体への影響と安全対策
今回の事案について、Hyperliquid自体のスマートコントラクトやインフラが攻撃を受けた痕跡は確認されていない。脅威の根幹は、ユーザーが正規サービスへ到達する前段階で偽サイトへ誘導される点にある。
被害防止に向けて、暗号資産ユーザーは検索エンジンの広告枠を安易に信用せず、事前に保存した正しいブックマーク経由でのアクセスを徹底することが強く推奨されている。また、不審な取引要求への署名を避けるとともに、URLの文字列を隅々まで確認する警戒姿勢が求められる。
























