ウェルズ・ファーゴ、24時間365日対応のトークン化預金サービスを今秋開始へ

銀行建物と米ドル・英ポンドのデジタルトークン、世界を結ぶ送金ネットワークで表現したウェルズ・ファーゴのトークン化預金サービス

法人向け決済をブロックチェーンで常時利用可能に

米金融大手ウェルズ・ファーゴは今秋、法人顧客および商業顧客向けにトークン化預金サービスを開始する予定だ。

初期段階では米ドルと英ポンドの取引に対応し、従来の銀行営業時間に左右されない24時間365日の資金移動や決済を可能にする。

米ドルと英ポンド間の決済から段階的に展開

新サービスでは、銀行口座にある預金をブロックチェーン上のデジタルトークンとして表現し、参加企業が口座間や子会社間、取引先との間で資金を移動できるようにする。対象となる取引では、週末や祝日を含めて決済が可能となり、従来の銀行振込で発生していた営業時間外の遅延を抑えられる。

サービスはウェルズ・ファーゴ独自のブロックチェーン基盤上で稼働し、内部カストディアルウォレットを利用する。顧客資金は銀行の預金システム内に維持され、同行はトークン化された預金についても、従来の預金と同様の規制上の保護や預金保険の適用資格を維持するとしている。

また、スマートコントラクトを利用したプログラム可能な決済にも対応し、事前に設定した条件が満たされた時点で支払いを自動実行できる。これにより、企業の財務部門は国境を越えた決済や流動性管理を、従来より柔軟に行えるようになる。

同行のマイク・サントマッシモ(Mike Santomassimo)CFO(最高財務責任者)は、今回のサービス開始を決済手段の拡大に向けた「重要な一歩」と位置付けた。ウェルズ・ファーゴは2027年にかけて、顧客需要や規制要件を踏まえながら、対応する顧客、国、通貨を拡大する方針だ。

共有トークン化預金ネットワークとの接続も視野

ウェルズ・ファーゴは、自社サービスとは別に、米国の大手銀行が共同で進める共有トークン化預金ネットワークにも参加している。JPモルガン、バンク・オブ・アメリカ、シティグループなどが加わるこの構想は、参加銀行が共同所有する決済会社ザ・クリアリング・ハウスが運営し、2027年前半の稼働開始を目指している。

共有ネットワークでは、銀行間で顧客預金のデジタル版を24時間移動できる仕組みを構築する。ウェルズ・ファーゴは、自社プラットフォームについて、将来的にインターチェーン接続技術を用いて他のブロックチェーンネットワークと通信できるようにする方針だ。また、業界主導のトークン化預金ネットワークとの連携や、他のプライベートブロックチェーンとの互換性も想定している。

同行は2019年、独自の分散型台帳プラットフォーム上で社内決済ツール「ウェルズ・ファーゴ・デジタル・キャッシュ」の試験運用を開始していた。また、2026年3月には、決済処理、電子送金、トークン化、デジタルウォレットなどを対象とする「WFUSD」の商標登録を申請している。

ただし、同行はWFUSDが今回のトークン化預金サービスの名称であるか、独自のステーブルコインを発行する計画があるかについては明らかにしていない。今回のサービスは、預金を規制対象の銀行システム内に維持しながら、ブロックチェーンの即時性とプログラム性を法人決済に取り入れる取り組みとなる。

 

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2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム