Telegram創業者Durov氏、TONトークンをGramに改称へ

TONとTelegramを象徴するデジタルコインが、青いブロックチェーンネットワーク上に配置されたイメージ

TONはネットワーク名を維持し、通貨名をGramへ変更

Telegram(テレグラム)創業者のパベル・ドゥロフ(Pavel Durov)氏は、The Open Networkのネイティブ通貨であるトンコイン(Toncoin/TON)を「Gram(グラム)」に名称変更すると発表した。

TONはブロックチェーン名として維持され、Gramはネットワーク上で使用される資産名となる。今回の変更は、Telegramの初期ブロックチェーン構想で使われていた「Gram」の名称を復活させるものだ。ドゥロフ氏は、GramがTONの最初のホワイトペーパーにおける通貨の当初名称だったと説明しており、同氏の「Make TON Great Again」キャンペーンの一環として位置づけられている。

移行には約3週間かかる見込みで、TONはブロックチェーンネットワークの名称として残り、Gramがネイティブ通貨の名称となる。これにより、ネットワークの名称と資産の名称を分離し、Telegramの当初構想と現在のエコシステムを結び直す狙いがある。

ドゥロフ氏によれば、今回の変更に伴うトークン交換は不要で、ユーザー残高、ステーキングポジション、ネットワーク活動に影響はない。そのため、技術的な移行というよりも、ブランド変更としての性格が強い。

Gramという名称は、Telegramのブロックチェーン計画と深く結びついている。TelegramはかつてTelegram Open Networkを構築し、Gramトークンを発行する計画を進めていたが、米SEC(米国証券取引委員会)との法的対立を受け、2020年にプロジェクトから撤退した。その後、独立した開発者らがThe Open Networkとして開発を継続し、トークンはToncoinとして知られるようになった。

Telegramの関与拡大と市場の反応

今回の名称変更は、TelegramがTON関連の製品やインフラへの関与を強める中で発表された。

ドゥロフ氏はこれまでに、ネットワークの高速化、1秒未満のトランザクション決済、取引手数料の削減、TelegramがTON Foundationに代わってエコシステムの主要な管理者および最大のバリデータとなる計画などを示している。

こうした施策を踏まえると、Gramへの改称は単なる名称変更にとどまらず、TONをTelegramの製品エコシステムに近づける取り組みの一部とみられる。Telegram内での決済、取引、ミニアプリ統合、ウォレット利用などにおいて、Gramがより分かりやすい消費者向けの資産名として機能するかが焦点となる。

一方で、Telegramを中心とした関与の強化は、ガバナンスの集中や規制当局からの監視につながる可能性もある。Gramは、Telegramの初期構想を想起させる名称であると同時に、過去のSECとの法的対立を思い起こさせる名称でもあるためだ。

市場は発表に反応し、TONは6月1日に24時間で18.75%上昇し、2.19ドルで取引された。投資家は、名称変更そのものに加え、Telegramが今後ウォレット統合、決済機能、バリデータ構成、エコシステム支援、ガバナンス更新などでどのような追加施策を示すかに注目している。

 

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2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム