IGグループがEU全域における暗号資産取引を拡大
IG Europe(IGヨーロッパ)はBitpanda(ビットパンダ)と提携し、EU(欧州連合)全域で暗号資産サービスの提供を拡大計画が明らかになった。
ロンドン証券取引所に上場している取引プラットフォームIGグループは、Bitpandaとの提携を通じて、欧州全域における暗号資産取引サービスの拡大を準備。この提携により、IG Europeの顧客はBitpandaのインフラを通じて、より幅広い暗号資産商品にアクセスできるようになる。
IG Europeのマネージングディレクター、エステベ・ジェーン(Esteve Jane)氏は、この提携は、投資家が規制に準拠した信頼できるプラットフォームを通じて、より多くの資産クラスにアクセスできるようにすることを目的としていると述べた。
この提携は、同社が昨年(2025年)、英国の個人顧客向けに現物暗号資産取引を開始したことに続くもので、英国を拠点とするオンライン取引会社IGグループがデジタル資産市場での存在感を高め、暗号資産に特化した取り組みをさらに強化するものだ。
欧州全域で暗号資産事業を拡大
IGグループの欧州法人であるIG Europe GmbHは、BaFin(ドイツ金融監督庁)の規制下で事業を展開しており、近年、暗号資産事業の拡大計画を加速させている。
IGはまた、オーストラリアの暗号資産取引所Independent Reserveを買収することで、グローバルな暗号資産事業を拡大し、この分野における地位を強化。さらに、戦略的な動きとして同社は、2023年に買収した先物取引プラットフォームであるSmall Exchange Inc.を、提携契約の一環として暗号資産取引所Kraken(クラーケン)に売却した。
暗号資産サービス拡大で収益増を報告
IGは今週初め、2026年第1四半期の収益が3億3,120万ポンド(約6.6億円)だったと発表。同社によると、この期間の現物暗号資産取引による収益は240万ポンド(約5億円)だった。
1970年代初頭に設立されたIGは、欧州最大級の個人投資家向け取引プラットフォームの一つで、株式をはじめ外国為替、商品、デリバティブ市場など、幅広い取引機会を提供し、現在、世界中で約130万人の顧客を抱えている。
一方で、2014年に設立されたBitpandaは、ヨーロッパ最大級の暗号資産取引所へと成長し、2025年末までに740万人以上のユーザーを獲得すると予測。オーストリアのウィーンに本社を置く同社は、複数の欧州規制当局の認可を受けて事業を展開してる。ドイツとマルタの両国でEUのMiCA(暗号資産市場規制)に基づくライセンスを取得しており、EU全域でサービスを提供している。























