カルダノが1カ月で9つの新規プロジェクトをブルックチェーン上で構築
カルダノ（Cardano）ブロックチェーンネットワークは先月（2023年12月）9 つの新しいプロジェクトを歓迎し、エコシステムプロジェクトも新たな改善を展開した事が分かった。
カルダノネットワークの研究開発チームであるIOHK（Input Output Global：インプットアウトプットグローバル）は、最新レポートを公開し、先月だけで9つの新しいプロジェクトがブロックチェーン上で構築を開始した事が判明した。
IOHK が12月中旬の更新で、カルダノ上に構築されているプロジェクトが1,310件あると指摘したものの、1月19日付の最新報告書では、その数は1,319に増加。同じタイムライン内で、ネットワーク上で4つの新規プロジェクトが開始され、合計の開始数は153から157に増加した。カルダノは過去にさらに大きな成長を遂げたかもしれないが、最新指標は、ブロックチェーンのエコシステムに対する開発者の関心が持続していることを強調している。さらに、開発活動が活発になると、通常、より多くのユーザーが集まる。この点で、同ネットワークは12月中旬から最新レポートの時点までに300万件のトランザクションを処理。IOHK のデータによると、2023年11月から12月までの同期間内にネットワークで確認されたトランザクションは200万件のみであった。
カルダノはエコシステムの改善を目指す
最新のIOHKレポートは、カルダノネットワークに対する複数の改善により、開発者とユーザーの活動が増加する道が開かれていることも示唆している。
過去1週間にわたり、コアとなるカルダノ製品を開発している開発者は、大きな進歩を報告。例えば…、ネットワーク上でスマートコントラクト機能を構築しているMarloweチームは、ブロック使用率に関するストレステストを完了し、開発者がコントラクトのライフサイクルを管理するのに役立つベンチマークも導入している。
チームは、Web アプリケーションと権利確定契約ツールに関連する機能も改善している。一方で、カルダノのプロジェクトカタリストファンド11は完了に向けて新たな一歩を踏み出している。カルダノで資金を受け取るために最も優れたプロジェクトを選ぶために選ばれた250人のコミュニティモデレーターは、大きな進歩を遂げている。チームは70,000件を超えるモデレーションを提出し、投票は最終段階に入り、来週中に審査される予定である。
これらのエコシステムの発展はカルダノ（ADA）の価格に反映されていいない。カルダノの価格行動は、ビットコインETF承認後の環境で価格上昇を刺激する新たな物語を投資家が見つけようと奮闘している中、仮想通貨市場の広範な状況も反映している。
