フランクリン・テンプルトン、市場低迷の中で250デジタルを買収しフランクリン・クリプトを設立

フランクリン・テンプルトンのブロックチェーン金融戦略を象徴するデジタルイラスト

フランクリン・テンプルトンが仮想通貨部門を設立

フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)は、今年(2026年)初めにベンチャーキャピタル会社CoinFundからスピンオフした250 Digitalを買収し、独立した仮想通貨部門を設立する。

運用資産1.7兆ドルを誇るフランクリン・テンプルトン、機関投資家の需要を積極的に取り込むため、250 Digitalを買収し、仮想通貨部門「フランクリン・クリプト(Franklin Crypto)」を設立する。同社は、フランクリン・クリプトを通じて年金基金や政府系ファンドをターゲットに、デジタル資産事業に乗り出す。

2026年第2四半期に予定されている買収完了後、にフランクリン・クリプトという名称で運営される予定だが、現時点で取引の財務条件などは公表されていない。

現時点で判明しているフランクリンクリプト人事

同社による仮想通貨部門はフランクリン・クリプトという名称で運営される。

CoinFundの元幹部クリストファー・パーキンス(Christopher Perkins)氏がフランクリン・クリプトの責任者に就任。セス・ギンズ(Seth Ginns)氏は、フランクリン・テンプルトン・デジタル・アセットのトニー・ペコー(Tony Pecore)氏とともにCIO=最高投資責任者に就任の予定だ。両氏は、フランクリン・テンプルトンのイノベーション責任者であるサンディ・カウル(Sandy Kaul)氏の直属となる。

同社は既にデジタル資産部門に約50名の従業員を擁し、2018年から仮想通貨分野に参入。既にビットコインETF(上場投資信託)を提供しており、バイナンス(Binance)上でトークン化されたマネーマーケットファンドを運用。今回の買収により、同社の戦略はパッシブ運用商品からアクティブ運用型の機関投資家向け商品へと転換される。

フランクリン・クリプトは、年金基金、政府系ファンド、その他の大規模機関投資家を主なターゲットにする。パーキンス氏は発表に際し、「仮想通貨の機関投資家にとっての時代が到来した」と述べている。また、フランクリン・テンプルトンのジェニー・ジョンソンCEO(最高経営責任者)は、今回の買収により、世界中の顧客に専門的な仮想通貨サービスを提供する同社の能力が強化されると述べている。

フランクリン・テンプルトンの既存のデジタル資産部門は約18億ドル(約2,860億円)を運用。同社は、米国上場の現物ビットコインETFとイーサリアムETFをいち早く発行した企業の1つで、フランクリン・クリプトは、ETFの枠組みでは提供できないアクティブ運用戦略へと同社のサービスを拡大することを目的としている。

 

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