Bitmineのステーキング投資額63億ドル超える
Bitmine Immersion Technologies(※以下、Bitmineと表記)は、イーサリアムの利回りに賭ける形で、保有イーサリアム(Ethereum/ETH)を473万ETHに増やし、基準価格2,005ドル(約32万円)で63億ドル(約1兆円)相当のステーキングを実施した。
イーサリアムの財務会社である同社は、先週71,179ETHを保有資産に加えたことを明らかにし、市場で最も大規模なETH保有者の1つとなり、現保有総数は473万ETHを超えている。公式声明によると、同社の仮想通貨保有資産は、4,732,082ETHと197BTCのほか、Eightco HoldingsとBeast Industriesの株式を相当数保有。Bitmineは、イーサリアム(ETH)1ETHあたり2,005ドルの基準価格に基づき、保有するETHのうち3,142,643ETHが現在ステーキングされており、その想定価値は約63億ドルに相当すると算出している。
BitmineはETHの蓄積を、利回りを提供するインフラストラクチャーとしての役割を担う戦略的な賭けだと位置づけている。310万ETH以上をステーキングに投入することで、同社は事実上、エコシステム内で最大規模の単一バリデータ群を運営し、プロトコル報酬を獲得しながら、イーサリアムのセキュリティとガバナンスにおいて大きな役割を担っている。
残りのETHは財務部門で流動的に保有されており、Bitmineは市場状況の変化に応じて、担保管理、ヘッジ、あるいは機会的な売却を柔軟に行うことができる。
BitMineイーサリアムステーキングトップを狙う
世界最大のイーサリアム・トレジャリー企業である同社は、ETHステーキングプラットフォームのトップの座を目指し、2026年3月25日(水曜日)、MAVAN(Made in America Validator Network)と名付けられたETHステーキングプラットフォームを発表した。
同社は、24日(火曜日)の時点で既に3,142,643 ETHをステーキング。現在の市場価格に基づくと68億ドル(約1兆円)以上のETHに相当すると報告している。過去1週間だけでも、BitMineは101,700 ETH(2億1,900万ドル相当)をステーキングしている。MAVANとBitmineの長期的なステーキング戦略について、トム・リー(Tom Lee)会長は次のように語っている。
今後、より多くのPoS(プルーフ・オブ・ステーク)ネットワークや重要なブロックチェーンインフラへと事業を拡大していく予定で、2026年までには、オンチェーン・ボルト、ポスト量子クライアント開発などの分野における取り組みを強化していきます。
BitmineのETH保有が示唆すること
Bitmineは197BTCの保有を報告しており、ビットコインの価値保存手段としての役割と、市場をますます特徴づけるETF主導の資金フローに直接的に影響を受けている。
同社の動きは、イーサリアム自体が不安定なレンジで取引され、ステーキング利回りがマージ直後の高値から縮小し続けている中で起こった動きである。
310万ETH以上をロックアップしている同社は、短期的な取引利益よりも、継続的なオンチェーン収入と長期的な価値上昇を優先していることを示している。市場全体にとって、これほど大量のイーサリアムを保有・ステーキングする単一主体は、流通供給量をわずかにひっ迫させる一方で、経済力を少数の手に集中させることになる。
同社による今後のアップグレード、規制変更、市場の低迷期にこの保有量をどのように管理していくかは、イーサリアムユーザーと、自らのエクスポージャーを検討する機関投資家の両方から注視される。
イーサリアムの価格とステーキング経済が維持されれば、同社の63億ドルの賭けは先見の明があったと見なされるのかもしれないものの、そうではなかった場合、一つのプロトコルにすべてを賭けることのリスクを示す事例となる。
























