予測市場の活動が2,800%急増、3月の取引件数1億9,100万件を突破

予測市場の活動が2,800%急増

予測市場は3月に爆発的な成長を遂げ、取引件数は前年比2,838%増の1億9,100万件を超えた

予測市場の利用は3月に過去最高を記録。これは、アクセス性の向上と有利な規制動向に加え、政治・地政学的イベント関連の契約への関心の高まりが背景にあるとみられている。2026年3月の月間名目取引高は約239億ドル(約3.8兆円)で、前年同月の19億ドル(約3,033億円)から大幅に増加したものの、1月の過去最高値を約12%下回った。

なかでも、Polymarket(ポリマーケット)が主要プラットフォームとして台頭しており、Polygon(ポリゴン)ネットワーク全体の活発な取引をけん引している。TRM Labsが発表したレポートによると、Google Financeとの連携や主要メディアにおけるリアルタイムオッズの露出増加により、予測市場セクターは急速に拡大した。

予測市場とは、現実世界の出来事に連動した契約を売買することで、将来の出来事の結果を予測して取引できるプラットフォームである。TRM Labsは、これらの市場が「地政学的およびマクロ経済的な出来事のリアルタイム指標としてますます利用されるようになっている」と述べ、アクセス性の向上、規制の明確化、主要プラットフォームとの連携がその成長を支えていると述べている。

Polymarketが予測市場をけん引

Polymarketは予測市場の急成長をけん引し、今年初めにはPolygonにおけるガス使用量の77%以上、全取引件数の54%以上を占めた。

Polymarketの1日あたりの取引量は、2024年初頭のほぼゼロからはじまり、2026年3月には数百万にまで急増。この成長は、米国大統領選挙をはじめとする世界的な主要イベントに加え、スポーツ、地政学、経済予測といった分野の拡大によって促進された。

この変化により、Polymarketは仮想通貨エコシステムにおいて最も急速に成長している分散型アプリケーションの一つとしての地位を確立。中には巨額の利益を上げ、1万ドル(約160万円)を50万ドル(8,000万円)に増やしたトレーダもいる。また、自動売買ボットは、価格ギャップを見つけることで、少額ポジションを数百万にまで拡大させている。

Polymarketの急成長によりPolygonの手数料収入が増加

Polymarketの急速な拡大により、Polygonは大きな恩恵を受け、今年(2026年)、170万ドルを超える手数料収入を得ている。

ネットワークの力強い成長にもかかわらず、PolygonのネイティブトークンであるPOLは、利用増加を反映できず、0.09ドル前後で推移。このギャップは、分散型アプリケーションが価値を獲得する一方で、基盤となるインフラストラクチャートークンが遅れをとるという、トレンドを浮き彫りにしている。

予測市場の急速な成長は、規制当局の監視の目を集めており、Polymarketのようなプラットフォームによる複数法域にまたがるグレーゾーンで運営を続けている事が、インサイダー情報、市場操作、世界的な重要イベントへの賭けといった懸念を引き起こしている。

爆発的な成長に伴い、監視も強化されており、Kalshi(カルシ)とPolymarketはインサイダー取引や州の賭博法遵守に関する懸念に直面。プラットフォームがこうした規制上の課題や市場の健全性に関する懸念にどのように対処していくかが、この分野の今後の成長を左右するだろう。

 

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