BitMEX子会社がドイツの銀行買収を計画
BitMEXは、ドイツで最も古い銀行の1つであるBVDH(Bankhaus von der Heydt= Von derHeydt銀行)を買収することで、仮想通貨大国になることを計画している事を公式ブログで発表した。
主要仮想デリバティブ取引所であるBitMEXの子会社であるBXMOperations AGが、ドイツで最も古い銀行の1つであるBVDHの買収計画を2022年1月18日(火曜日)に発表した。近藍の買収計画は、ドイツ、スイス、オーストリアにさまざまな規制された仮想通貨製品のワンストップショップを設立することで、ヨーロッパ地域における強力プレーヤーとしての地位を確立するというBitMEXグループの「野心」の一部とみられる。また、今回の発表前には、ヨーロッパでBitMEX Linkが開始され、顧客がデジタル資産を売買できる革新的なスイスを拠点とする仲介サービスを開始させている。
規制された仮想通貨大国
BitMEXのアレクサンダー・ヘプトナー(Alexander Höptner)CEO(最高経営責任者)は、今回の買収計画について、次のように語った。
Bankhaus von der Heydtの規制されたデジタル資産の専門知識と、BitMEXの暗号化の革新と規模を組み合わせることで、ヨーロッパで暗号化製品大国を作るのに役立つと信じています。
また、同社のステファン・ルッツ(Stephan Lutz)CFO(最高財務責任者)も、次のようにコメントしている。
ドイツはヨーロッパ最大の経済国であり、デジタル資産への革新的なアプローチと強力な規制監督および法の支配を組み合わせており、ヨーロッパでのBitMEXの拡大の主要市場となっています。
この買収計画は、BXM OperationsAGとBankhausvon derHeydtの現所有者である国際法律事務所であるDietrichvon Boetticher(ディートリッヒ・フォン・ボエッティヒャー)の両当事者によってすでに署名されており、ドイツの金融監督庁であるBaFin(ドイツ連邦金融監督庁)から承認を受けた時点で買収完了となる予定という。
買収は2022年半ばに完了予定
買収は2022年半ばまでに完了する予定である。
ただし、BitMEXは、買収に関連する取引内容な購入価格など、その他の金銭的詳細を現時点では開示していない。買収が完了すると、銀行は独立した事業体としての運営を継続させるものの、BitMEXのCEOとCFOが取締役会に加わるという。一方、BitMEXは、2021年8月に米国の規制当局との1億ドルの訴訟を解決して以来、事業展開を拡大し続けている。
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— BitMEX (@BitMEX) December 21, 2021
同年12月、BMEXと呼ばれるネイティブ仮想通貨をリリースすることを発表し、2022年2月1日までに大量のトークンをユーザーのウォレットに空中投下することを約束している。