国内企業エニッシュが初の1億円相当のビットコイン購入
ブロックチェーンベースのゲームシリーズ「De:Lithe Last Memories」を手掛ける日本のゲーム会社株式会社Enish(エニッシュ)は、1億円に相当する初のビットコイン(Bitcoin/BTC)購入を発表した。
最新公開文書によると、同社は、ビットコイン購入に1億円の資金を割り当てると述べ、購入は4月4日までに完了した。通知によると、エニッシュによるBTC購入は、最新の財務戦略の一部である。同社はまた、将来の価格上昇から利益を生み出す機会など、ビットコインの流動性と安定性を活用しながら、金融資産の多様化を目指している。
2024年7月25日にリリースされたゲーム「De:Lithe Last Memories(ディライズ・ラストメモリーズ)」ですでにブロックチェーンの実力を披露している同社は、この投資をブロックチェーン技術を徹底的に掘り下げて学ぶ方法と考えている。ビットコインを所有することで同社は、ビットコイン投資を理解するために必要な技術的スキルをよりしっかりと把握できるようになり、その専門知識は、同社が将来を見据える上で非常に貴重な鍵となると期待されている。
エニッシュの透明性に対する強いコミットメント
エニッシュによる今回の購入は、2025年4月1日から4月4日の間に完了しており、購入は国内のデジタル資産取引所を通じて行われたと述べている。
また、同社は四半期ごとにビットコイン保有量を見直し、利益または損失があれば財務報告書に記載する。2025年4月7日(月曜日)14時半時点で、1BTC=1,123万円前後で推移しており、前日同時刻比-8.37%、1週間で-8.5%の下落を記録(※CoinMarketCap調べ)。BTC価格が下落する中での購入は、通常より価格が低いときに購入を決定した理由かもしれない。
同社はまた、より多くのWeb3ベースのゲームを作成するための同社技術力を強化する方法として、仮想通貨を購入することで「ブロックチェーン技術への理解を深める」ことを目指している。エニッシュにとって、ビットコインの高い流動性と安定性は重要なセールスポイントであり、長期的な利益を目指しつつ、これらのメリットを活用したいと考えている。なお、専門家は、同社のビットコイン投資により、より多くのゲーム会社がビットコインとブロックチェーンを探求するようになるとみている。
エニッシュのビットコインへの進出は、ゲーム会社がビットコインを単なる支払い方法としてではなく、ビジネス戦略の一部として見るようになることを意味している。四半期ごとにビットコインの評価額を報告し、それを財務報告書に含めるという同社の決定は、透明性に対する強いコミットメントを改めて示している。