ビットワイズ(Bitwise)、スイス証券取引所SIXでAptosステーキングETPを発表

ビットワイズがSIXでAptosステーキングETPを発表

米・資産運用会社ビットワイズ(Bitwise)は、SIX(スイス証券取引所)で手数料控除後の約4.7%のステーキング報酬を提供する世界初のAptosステーキングETP(Exchange Traded Products:上場取引型金融商品)を立ち上げを発表した。

日本語訳:
ヨーロッパの投資家の皆様へ:
新しいビットワイズ・アプトス・ステーキングETPが11月19日にSIX(スイス証券取引所 )に上場される予定であることをお知らせします。

アプトスは、2022年の発売以来、月間アクティブユーザー数が800万人を超えるまでに成長した高性能レイヤー1ブロックチェーンです。

米国を拠点とするビットワイズは、SIXでAptosステーキングETP発売計画を発表。APTBのティッカーシンボルを持つこの上場投資信託は、2024年11月19日(火曜日)に正式にデビューする予定だ。また、この商品は、規制市場を通じて個人投資家と機関投資家の両方が利用可能で、手数料控除後の約4.7%の報酬を提供するとのことだ。

同社によると、この新商品は「機関投資家と個人投資家の両方」向けに設計されており、カストディアン、監査人、管理者、ステーキングインフラストラクチャーを活用しているという。APTBは基礎となるアプトス(Aptos/APT)をステーキングし、ETP内に直接蓄積される収益を生み出すと公式発表に記載。同社のハンター・ホースリー(Hunter Horsley)CEO(最高経営責任者)は、米国でビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)のスポットETPが発売された後、「非常に幅広い投資家層」がデジタル資産を調査し、ポートフォリオに追加し始めたため、同社は新しいETPの発売を決定したと述べている。

AptosステーキングETPは、投資家に4.7%のステーキング報酬をもたらす

公式発表によると、AptosステーキングETPは物理的に裏付けられており、手数料を差し引いた純利益が投資家に約4.7%もたらされ、ステーキング報酬はETP内で直接蓄積される。

アプトス財団(Aptos Foundation)の助成金およびエコシステム責任者であるバシャール・ラザール(Bashar Lazaar)氏は、この上場取引商品によってAptosエコシステムへのアクセス性が向上し、開発者を含む新しい関係者が安全で透明な媒体を通じて参加する道が開かれると述べている。さらに、同社のモー・シャイク(Mo Shaikh)CEO兼共同創設者も、ステーキングプラットフォームの近々の立ち上げについてコメント。AptosステーキングETPは機関投資家による採用に向けた大きな前進であり、この製品がAptosブロックチェーンの信頼性、拡張性、速度を証明するものであると述べたうえで次のように語っている。

業界をリードする資産運用会社として、Bitwiseは金融包摂性を世界規模で拡大する立場にあります。Aptos Staking ETPは機関投資家による採用の将来に向けた大きな飛躍であり、Aptosブロックチェーンの信頼性、拡張性、速度を証明するものです。近い将来、どのような新しい可能性が解き放たれるのか、楽しみでなりません。


ビットワイズがETCグループETP発行者を非公開金額で買収

同社は、DeFi(分散型金融)エコシステムでの成長を拡大するために大きな進歩を遂げており、2024年8月、同社はロンドンに拠点を置く仮想通貨上場投資商品発行者のETCグループの買収を発表した。

この買収により、ビットワイズの運用資産は、ビットコインETF BITBとイーサリアムETF ETHWを含めて50億ドル(約7,740億円)近くになった。2024年11月11日時点で、同社のBIBTには4,266万ドル(約66億円)相当の資金が流入し、運用資産総額は37億2,000万ドル(約5756.5億円)になった。