OpenSea、2024年12月に新プラットフォームをローンチ予定

OpenSea、2024年12月に新プラットフォームをローンチ予定

2024年11月4日(月曜日)にNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスのOpenSeaは、12月に新プラットフォームをデビューさせる予告した。

OpenSeaは全面改修される予定で、デビン・フィンザー(Devin Finzer)CEO(最高経営責任者)は、Xでのローンチのタイムラインを発表し、NFTプラットフォームはゼロから構築された新しいOpenSeaで再考されたと述べた。今回の発表は、NFTマーケットプレイスがSEC(米国証券取引委員会)からウェルズ通知(※Wells Notice:SECが法的措置を講じる予定であることを正式に伝える公文書)を受け取ってから数週間後に行われており、今後の予定について同CEOは次のように述べている。

日本語訳:
私たちはOpenSeaで静かに準備を進めてきました。本当に革新するには、時には一歩下がってすべてを再考する必要があります。そこで、私たちはゼロから新しいOpenSeaを構築しました。12月に出航します。

OpenSea Proの創設者であるヴァイバブ・“ヴァーサ”・サイニ(Vaibhav “vasa” Saini)氏によると、計画されている新たな改革は1年にわたる努力の結果と述べている。Xで出回っているDiscordチャットのスクリーンショットによると、新しいプラットフォームがビットコインオーディナルズのサポートを特徴とすることを示唆しており、刷新されたプラットフォームの中で「最も面白くない」部分になるという。

別のメッセージで、同氏はGemesis NFT保有者への潜在的な報酬を示唆。Gemesisコレクションは、OpenSea Proにブランド名を変更したGemのユーザーへの報酬として発売されたものだ。

SECがNFTを証券と見なす可能性急浮上

2017年に設立されたOpenSeaは、NFTとデジタル資産収集品の世界初のP2P(ピアツーピア)マーケットプレイスとしての地位を確立し、NFTエコシステムが前回の強気相場で急成長し、大幅な成長により取引量が新たな高みに達したことで繁栄した。

しかし、最近では販売量が着実に減少し続け、弱気相場によって状況は悪化。当NEXTMONEYの2023年11月6日付特集記事「最大のNFTマーケットプレイスOpenSeaが従業員の50%を解雇」 で報じたように、2023年11月に従業員数を半減させ、「OpenSea 2.0」の計画を明らかにしていた。

NFT への関心が再燃する中、OpenSea は最近 SEC からウェルズ通知を受け取った事で、当局がNFTを証券と見なす可能性が急浮上した。9月、a16z CryptoとOpenSeaはStand With Cryptoイニシアチブと協力して、NFT法的基金を導入。これらの課題にもかかわらず、新プラットフォームの立ち上げは最初の発表以来準備が進められており、同CEOのX投稿はコミュニティ内で興奮を巻き起こしている。なお、OpenSea によると、現在、立ち上げに先立ち、順番待ちリストが開かれているという。

OpenSeaは主要なNFTマーケットプレイスの1つであり、同プラットフォームの刷新は、NFT市場に待望の興奮をもたらす可能性があると期待されている。

最大のNFTマーケットプレイスOpenSeaが従業員の50%を解雇

2023.11.06

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