バイナンス、トークンノミクスに「重大な」変更を加えた10トークンにリスク警告追加

バイナンスが10トークンにリスク警告追加

大手仮想通貨取引所バイナンス(Binance)は2024年10月1日(火曜日)、プラットフォーム上の複数トークンに新しい「リスク警告」バナーとポップアップ通知を適用すると発表した。

バイナンスは今後、リスク警告タグを付けるトークン10銘柄は以下の通りだ。
・アイオタ(IOTA/IOTA)
・チリーズ(Chiliz/CHZ)
・エンジンCoin(Enjin Coin/ENJ)
・トラヴァラ(Travala/AVA)
・Orionプロトコル(Orion/ORN)
・リスク(Lisk/LSK)
・メタル・ダオ(Metal DAO/MTL)
・セルフチェーン(Self Chain/SLF)
・ソーラー(SolarSXP)
・ヴァナールチェーン(Vanar Chain/VAMRY)

バイナンスは、すでにボラティリティが高まったトークンに監視タグを付けているが、コミュニティのフィードバックに応えて今措置を講じると発表。具体的には、各コインのバナーとポップアップ通知の形で表示されるこの警告は、特定トークンが最近、トークンエコノミクスに関して大幅な変更を受けたことをユーザーに強調することを目的としているとのことで、同取引所は次のように主張している。

トークンエコノミクスの大幅な変更がマークされたトークンの取引アクセスを取得するには、ユーザーはまずポップアップ通知に同意する必要があります。

なお、上記の10トークンはすべて、過去18カ月間にそれぞれのトークンエコノミクスとトークン供給に顕著な変更が見られている。

バイナンスのコンプライアンス対策強化

過去数カ月間、バイナンスはリスク管理とコンプライアンス対策の強化に努めてきた。

この度の最新措置は、2024年初めに同取引所が発表した、モネロ(Monero/XMR)やジーキャッシュ(Zcash/ZEC)を含むいくつかのコインに適用した監視タグに関する内容と一致している。また、これらの措置は、規制強化により2023年に米国当局と43億ドル(約6,184億円)という驚異的な和解に達した後の同取引所のアプローチの転換の一環である。

発表によると、今回のリスク警告ラベル導入は、フラグが付けられたトークンに関連する他のサービスには影響しないとのこと。バイナンスによる今措置の目的は、ユーザーが賢明な判断を下せるようにし、コミュニティ内で長期的な成長を促進することだと明言しているものの、リスク警告バナーがいつまで残るのか、将来削除されるのかどうかについては明らかにしていない。

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