バイナンス(Binance)の取引量が過去最高を記録:中国ではXが情報元に

バイナンスの取引量が過去最高を記録

大手仮想通貨取引所バイナンス(Binance)は、2017年から2022年までに16.92兆ドルの取引量を処理しており、現在、取引量が過去最高を記録した事がわかった。

この業績により、バイナンスは世界最大の仮想通貨取引所としての地位をさらに固め、2017年から2022年までの総取引量はカナダ、インド、日本などのいくつかの主要経済国のGDPを上回っている。2024年初来、同取引所の取引量はおよそ4.40兆ドル(約645.8兆円)に達し、さまざまな市場状況で一貫したパフォーマンスを示している。また、Coingeckoのデータによると、Binanceの24時間取引量は、2024年8月20日11班時点で1兆317億円となっており、1日で27.3%の増加となっており、一時42%を記録。Binanceのスポット取引量も大幅に増加し、過去24時間で95.5億ドル(約1.4兆円)に達し、プラットフォームの総資産は1,132.5億ドル(約16.6兆円)と評価され、仮想通貨業界での主導的地位を固めている。

データプロバイダーCCDataのレポートによると、バイナンスのスポット取引量は2024年3月に121%急増。2021年5月以来の最高値である1.12兆ドル(約164.5兆円)に達しており、この成長により、市場シェアも1.04%増加し、44.1%になっている。

中国の仮想通貨コミュニティはバイナンスを好む

バイナンスは現在、401種類の仮想通貨、11種類の法定通貨、1,590種類の取引ペアをサポートしており、最も人気があるのは ビットコイン(Bitcoin/BTC)、次いでテザー(Tether/USDT)となっている。

日本語訳:
以前、TechFlowは「中国人ユーザーの仮想通貨投資習慣」に関するアンケート調査を1カ月間実施し、合計…

バイナンスは中国語話者に好まれる仮想通貨取引所であり、ソーシャルメディアプラットフォームのXは投資判断に使う情報の大半のソース元で、頼れる情報元となっている。回答者の76.1%は男性で、57.4%は26歳から35歳で、回答者の4分の1強がそれより若く、55歳以上のユーザーはわずか0.45%にとどまっている。仮想通貨市場で3年から5年の経験を持つ回答者が34.76%で最も多く、次いで1年から3年が30.94%、5年から8年が21.29%、8年以上の経験を持つ回答者はわずか6.19%となっている。

同取引所は中国語圏の仮想通貨保有者の間で支配的な地位を占めており、2番目に好まれていたのはOKXとなっており、調査では次のように指摘されている。

回答者の大半となる69.61%は、特定の取引所に対する好みは規制要因の影響を受けないと答えており、これは投資家が各国政府の規制行動に対して徐々に鈍感になっていることも示している。

Xは中国語圏の仮想通貨コミュニティの主な情報源であり、87.17%がソーシャルメディアプラットフォームを利用。仮想通貨メディアは69.88%で2位、WeChatとTelegramは回答者の半数未満が挙げている。仮想通貨は中国では禁止されているものの、ユーザーは中国の取引所で仮想通貨が取引でき、香港の取引所では年間最大5万ドル(約735万円)を預けることができる。