ペイパル(PayPal)がEUと英国のムーンペイ(MoonPay)ユーザー向けに法定通貨オンランプを発表

ペイパルがEUと英国ムーンペイユーザー向けに法定通貨オンランプを発表

プレスリリースによると、ムーンペイ(MoonPay)は2024年6月12日(水曜日)、英国とEU(欧州連合)の顧客にペイパル(PayPal)決済オプションを正式に拡大した事を発表した。

今回の拡大により、アイスランド、クロアチア、ハンガリーを除く24のEU加盟国のユーザーは、PayPalアカウントで仮想通貨を購入できるようになる。今後数週間で展開される今展開は、5月の米国での統合の成功に続くもので、ムーンペイによると、ペイパルは米国でGoogle Payを上回り、3番目に好まれる決済手段に急成長したとのことだ。ムーンペイの調査データによると、ペイパルアカウントをリンクしたユーザーの取引フォロースルー率は9割で、ペイパルを優先する顧客のコンバージョン率はカードユーザーに比べて1.3倍高い。また、ムーンペイは新規ユーザー層の平均年齢が35歳であることから、人口統計の変化にも注目しており、ムーンペイの共同創設者兼CEO(最高経営責任者)であるイワン・ソト=ライト(Ivan Soto-Wright)氏は次のように述べている。

ペイパルとのパートナーシップの成功は、私たちがともに生み出している価値を物語っています。新しい市場にコラボレーションを拡大することは、私たちにとって非常にエキサイティングなマイルストーンです。

今回統合により、既存のペイパルユーザーの仮想通貨購入プロセスが合理化され、支払いの詳細を手動入力することなく、ペイパル残高、銀行引き出し、デビットカード使用が可能になる。なお、ムーンペイは、ペイパルが米国でApple Pay(アップルペイ)と従来の銀行カードに次いで3番目によく私用されている決済手段であると述べたうえで、イヴァン・ソト・ライト(Ivan Soto-Wright)CEO兼共同創設者は、新規顧客に簡単なユーザーエクスペリエンスを提供するペイパルの能力について次のように述べている。

今回の動きにより、摩擦のないエクスペリエンスを提供し、世界中の新規ユーザーを対象とする参入障壁を下げ、拡大する顧客ベースに利便性と信頼をもたらすことができます。


より幅広いデジタル資産をサポートするために

ムーンペイは 2019 年から仮想通貨分野で著名なプレーヤー年て活躍しており、さまざまな便利な支払い方法を通じて、ビットコイン(Bitcoin/BTC)やイーサリアム(Ethereum/ETH)など、人気の仮想通貨売買をシームレスに促進している。

これには、クレジットカード、銀行振込、Apple PayやGoogle Pay(グーグルペイ)などの人気のモバイルウォレットが含まれており、同社によると、今パートナーシップ拡大は、2024 年半ばまでにパートナーネットワークを拡大するという ムーンペイの目標と一致している。

2024年4月、ムーンペイはLedgerとのパートナーシップを拡大し、スワップと販売機能を追加することを発表。フィンテック業界の競争は激しいものの、ムーンペイはユーザー中心のアプローチに自信を持っており、より幅広いデジタル資産をサポートするためにプラットフォームをさらに拡張する予定だ。なお、今統合は現時点で、ヨーロッパユーザーの1%が利用でき、今後数週間で地域全体に完全に展開される予定だが、クロアチア、アイスランド、ハンガリーの居住者は利用できないとのことだ。

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