資産運用会社Ruffer がビットコインの持ち株を全て手放す
イギリスに拠点を構え、資産運用を手掛けるRuffer(ラファー)は、保有しているすべてを売却した後、将来の ビットコイン(Bitcoin/BTC)の賭けを除外していないと発言していることが分かった。
CoinMarketCap より画像引用
6月6日(日曜日)のタイムズ紙の報道によると、イギリスの資産運用会社であるラファー社はビットコインの短期賭けで11億ドル(約1,200億円)を手にしていたことが分かった。同社は2021年2 月、ポジションの半分を売却した後、4 月に保有株全体を売却したと主張している。ビットコインが4月12日に60,796ドルを超え、史上最高値を記録したことを考えると、この取引は時宜にかなったものと言える。
Ruffer が仮想通貨から手を引いた理由の 1 つは、ロックダウンが終わった今、若者が積極的に取引を停止することを期待していることだという。同社は最初、2020年12月に6億ドル(約656億6,000万円)のビットコインの賭けを発表ししている。
ビットコインは投資メニューから外れない
Ruffer の投資ディレクターであるハミッシュ・ベイリー(Hamish Baillie)氏は、同社が将来ビットコインへの投資を排除することはないと主張している。
ベイリー氏は、当NEXTMONEYの特集記事「テスラが「環境への多大なコスト」を理由に、ビットコインの支払いをやめる」で報じたように、大手電気自動車メーカーのでTesla(テスラ)社のイーロン・マスク(Elon Musk)CEO(最高経営責任者)が、同社は電気自動車の支払いとしてビットコイン(Bitcoin)の受け入れを一時停止していると述べた事に端を発し、ビットコインを取り巻く環境問題について、さまざまな情報が噴出し、ビットコインマイニングが環境悪化につながると報じられるようになった。しかしベイリーしはこれらを「誤報」として片付け、ゲーム業界は実際にはより多くの電力を消費していると付け加えた。さらに、最大70%のマイニング企業が再生可能エネルギーによって電力を供給されていると述べてこれらの問題について誤報と述べている。