Bithumb(ビッサム)の年間収益は2023年に60%近く減少へ

韓国の仮想通貨取引所Bithumb年間収益は60%近く減少へ

Bithumb(ビッサム)は2023年の営業損失が149億ウォン(約16.6億円)になる事を明らかにし、58%の収益減少と第4四半期の手数料無料政策を要因として挙げた。

韓国の仮想通貨取引所Bithumbは、2023会計年度の営業損失が149億ウォンになることを明らかにし、その原因として、大幅な収益減少と第4四半期の手数料無料政策の実施にある事を明らかにした。現地メディアの報道によると、ソウルに本社を置く同取引所は2023年の年間収益が1,358億ウォン(約151.8億円)と報告されており、2022年と比較して58%の大幅な減少となった。

報告書によると、Bithumbの純利益も4年連続で黒字を維持しているにもかかわらず、2022年と比較して75%減の243億ウォン(約27.2億円)となった。同取引所は、収益の減少は仮想通貨の冬によってもたらされた課題に起因しており、その結果、取引量が減少したと考えている。

手数料無料政策の導入も収益減少の要因に

Bithumbは、取引高の刺激を目的とした2023年第4四半期の手数料無料政策の導入も収益減少のもう一つの要因として挙げている。

同取引所は主要なライバルであるUpbit(アップビット)を上回ることを決意しているようで、取引手数料を撤廃するという決定により、市場シェアはすでに2023年10月の12%から2024年2月までに40%に急上昇している。Bithumb にとって、2025年下半期に韓国のKOSDAQ(勧告コスダック証券取引所)に上場するという今後の計画を考慮すると、財務の安定を維持することは非常に重要である。BithumbがIPO(新規仮想通貨公開)を目指す決定は、勧告内市場での激しい競争の中で投資家の信頼を高めたいという願望によって動かされたものと思われる。