バイナンス元幹部がハイブリッド仮想通貨取引所Blumを立ち上げ
CEX(中央集権型取引所)とDEX(分散型取引所)の機能を統合して新しい取引体験を提供する仮想通貨取引アプリBlumをバイナンス(Binance)元幹部が立ち上げ、開始から48時間で50,000人を超えるサインアップを達成した事が分かった。
🚀 Exciting news! The time has come to unveil what my team and I have been tirelessly working on. Introducing Blum, a hybrid exchange revolutionizing the way you trade.
— Gleb (@gleb_crypto) March 1, 2024
嬉しいニュースです!私のチームと私が精力的に取り組んできたことを発表する時が来ました。取引方法に革命をもたらすハイブリッド取引所、Blumをご紹介します。
バイナンスの元幹部は、新しいデジタル参加者とベテランの両方に改善された取引体験を導入することを推進するため、ハイブリッド仮想通貨取引所を発表。このプラットフォームはBinance Labsの7番目のグループとして支援されており、世界中の700以上のプロジェクトの中から13のプロトコルの1つとして選ばれたものという。Blumは、オンチェーン決済を備えた斬新なオフチェーンオーダーブックを提供。CEXまたはDEXでの仮想通貨取引を可能にすることを約束しており、十分な流動性が存在する場合、トークンは自動的にリストされるとのことだ。
このハイブリッド仮想通貨取引アプリは、テレグラムミニアプリを介してモバイルデバイスからの取引もサポート。ユーザーは集中オプションとセルフカストディオプションを切り替えることができるため、トレーダーはMetaMask(メタマスク)などの人気ウォレットソリューションを利用できる。
米国の顧客には対応しないBlum
同プラットフォームは、コアチームメンバーの詳細については後ほど共有すると述べている。
Blumは現在、本社の候補地域を検討中とのことで、ドバイのような仮想通貨に優しい規制で知られる法域をターゲットにする予定とのことで、アジアなどの新興市場、特に大陸の中央部と南東部地域に重点を置き、世界的な存在感を構築する計画という。ただし、同取引所は、管轄地域の複雑な規制状況を理由に、米国の顧客に対応しないことを決定。それでも、仮想通貨が有価証券としての地位を占めるかどうかについての懸念がある中、国際的な仮想通貨法に完全に準拠する計画だ。
専門家が業界の有力者や急成長するサービスからビジネスシェアを獲得しようと動く中、元アラメダとFTXの従業員がBackpack(バックパック)と呼ばれるプラットフォームのために1億2,000万ドル(約180億円)の評価額で1,700万ドル(約25.5億円)を調達したため、ハイブリッド仮想通貨取引アプリは仮想通貨取引所の元職員によって設立された唯一のスタートアップではない。