イーサリアム財団の研究員、北朝鮮問題で正式に起訴
イーサリアム財団の研究員であるヴァージル・グリフィス氏が、北朝鮮で開かれた「平壌ブロックチェーン・仮想通貨カンファレンス」に参加し、マネーロンダリングについてアドバイスを行ったとして、正式に起訴されたことが明らかになった。
Inner City Pressの報道によると、グリフィス氏は北朝鮮のカンファレンスに参加したとして国際緊急経済権限法(以下:IEEPA)に違反したとして昨年11月30日、ニューヨーク州検事とFBIに逮捕。そして昨年12月、グリフィス氏は100万ドルの債券を確保するという条件で釈放されたと報道されている。
また司法省によると、米国務省はグリフィス氏に対して北朝鮮への渡航を許可していないと主張しているが、グリフィス氏の弁護士であるブライアン・クライン氏は、グリフィス氏が法廷で真実が明らかになることを望むとコメントしており、どのような真実であるかは裁判で決定するだろう。
しかしInner City Presが米国司法長官の報道機関から受けた報告によると、2020年1月2日時点でグリフィス氏は釈放されておらず、保釈条件を満たしていなかったようである。もしグリフィス氏がIEEPAに違反したことで、最大で20年の禁固刑に処される可能性があるという。