英国多国籍銀行のSECによるETF承認後にイーサリアム価格が急騰

英国大手銀行のETF承認後にイーサリアム価格が急騰

英国の大手多国籍銀行・金融サービス会社であるStandard Chartered(スタンダード・チャータード)は、イーサリアム(Ethereum/ETH)の価格が4,000ドルまで急騰する可能性があるとの予測を出し、仮想通貨コミュニティ内の楽観論を煽っている事が分かった。

大手メディアのブルームバーグが報じているように、現在の強気な見通しの背景にある主なきっかけとして、SEC(米国証券取引委員会)によるスポットイーサリアムETF(上場投資信託)の承認が5月までに予想される可能性であることだ。スタンダードチャータードは前向きな見通しを支持しているが、仮想通貨分野では懐疑的な見方が大きく広がっている。

特にスコット・ジョンソン(Scott Johnsson)氏のような仮想通貨アナリストからは、仮想通貨ETFに関する過去の先例が必ずしもイーサリアムに対するSECのスタンスに影響を与えるわけではないと主張する、異議や反対意見が浮上している。同氏は、規制当局が市場の安定性をより長期間、おそらく2年半以上におよぶことを模索している可能性があることを示唆している。

議論が続くイーサリアムは有価証券か商品か

問題をさらに複雑にしているのは、イーサリアムを有価証券または商品として分類することをめぐる議論が続いていることである。

SEC内の著名な仮想通貨擁護者であるヘスター・パース(Hester Peirce)氏は、過去の失敗から教訓が得られたことを認め、陰謀にさらに拍車をかける形となっている。同氏は、SECがイーサリアムETFアプリケーションに異なるアプローチをとり、微妙な評価プロセスを示唆する可能性があることを示唆している。

期待が高まる中でアナリストは、現在の市場状況を慎重に評価している。イーサリアムの価格と時価総額は、仮想通貨アグリゲータCoinGecko(コインゲッコー)の13時時点のデータによると、1ETH=332,000円(2,250ドル)前後で推移しており、時価訴額は39.9兆円(2,716億ドル)を超えており、慎重な環境を反映している。スタンダードチャータード社による4,000ドル(約586,800円)という予測は、こうした状況を考慮すると野心的であるようもに見える。

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