南アフリカの仮想通貨取引所VALRが仮想通貨決済でVisaと提携

南アフリカの仮想通貨取引所VALRがVisaと提携

仮想通貨取引所VALRは、世界的決済業者のVisaとの提携を発表した事が分かった。

今回の提携には、南アフリカだけでなく世界中で仮想通貨決済を開放するために両社が協力していくとのこと。仮想通貨決済は、銀行システムにおける同等の手段に代わるものとなりつつある。厳しい規制上の制限なしに進化し成熟することを許可されることで、決済時間が遅いため、従来の銀行業務がまだそれ自体で行うことができないと思われる空白を埋めることができる。

VALRは南アフリカ国境以外では比較的知られていないものの、最近ヨーロッパで仮想通貨サービスを提供する承認を獲得。また、現地メディアの報道によるとVALRは、ヨーロッパでもライセンスの取得手続きをしており、今後は南アフリカ、ドバイ、モーリシャスでの業務拡大を図っているという。

VALRが革新的なサービスを提供

VALR のファルザム・エサニ(Farzam Ehsani)共同創設者兼CEO(最高経営責任者)は、VALR公式ブログで今回の提携について次のように述べている。

こVisaは決済分野ではよく知られており、豊富な経験と世界的な展開を持っています。より革新的な製品とサービスを顧客ベースに提供するため、Visaとの提携はVALRにとって自然なステップでした。

Business Techの報道によると、VALRはVALR Pay、ブロックチェーンステーキング、スポットマージン取引などのサービスを提供できるとのこと。また、これらのサービスに無期限先物商品を追加することも検討しているという。Visa南アフリカのゼネラルマネジャーのラインシュリー・ムードリー(Lineshree Moodley)氏は今回の提携について次のように述べている。

このパートナーシップにより、当社はVALRの顧客がVisaネットワークを利用して世界中で支払いを行ったり受け取ったりできるようにする革新的な支払いおよびカード製品に取り組んでいきます。ユースケースは膨大であり、顧客に独自の価値提案を提供するためにVALRと協力することを楽しみにしています。

Visaは、仮想通貨セクターが金融にもたらすイノベーションに取り組むことを決定。仮想通貨決済が従来の金融やかなり厳しく抑圧的な規制体制に直面する中、この分野がどのように進化するかは未知数である。