SEC議長とAlameda Research 元CEOに密接なつながり
渦中の仮想通貨取引所FTXのサム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)議長は、顧客の資金の使用に関して規制当局による調査に直面し、注目を浴びるなか、SEC(米国証券取引委員会)のゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)議長に、関連会社であるAlameda Research(アラメダ・リサーチ)と関係があるとメディアで報じられている事が分かった。
バンクマン-フリード氏は、顧客資金の使用について検察の措置に直面する可能性があるが、同議長は、Alameda Research の最高経営責任者と密接に関係しているとみられることが分かった。これは、仮想通貨取引所FTXとアラメダ・リサーチを巻き込んだバンクマン‐フリードの仮想通貨帝国崩壊後に発覚。以前の報告では、検察官が2つのエンティティ間の顧客資金の移動を調査する可能性があると示唆されている。
SEC議長とAlameda Research CEOとのつながり
過去 2 週間にわたって仮想通貨市場で発生したすべての混乱の中で、FTX創設者とSEC議長の間には密接なつながりがある。
Did you know: Alameda CEO @carolinecapital's Dad, Glenn Ellison is the Department Head of Economics at @MIT?
And…
Prior to getting appointed to the SEC, @GaryGensler was a Professor for the Practice of Global Economics & Management at @MIT…So essentially:
Gary 🤝 Glenn 🤯 pic.twitter.com/rrxzQsPVGN— J//G0Ξ 👁️《TYR》 (@JagoeCapital) November 10, 2022
ご存知でしたか: Alameda CEO carolinecapitalのお父さん、Glenn Ellison はMITの経済部長です。
と…
SEC に任命される前は、GaryGenslerはMITでグローバル経済と経営の実践の教授でした…
したがって、本質的に:ゲイリーとグレンは…
MIT(Massachusetts Institute of Technology:マサチューセッツ工科大学)の教授としてのゲンスラー議長の役割は広く知られている。実際、SEC議長は、ブロックチェーン技術の潜在的な使用法を探る「ブロックチェーンとお金」に関するコースを提供。MIT 在学中、同議長は米国の経済学者でもあるグレン・エリソン(Glenn Ellison)Alameda Research元CEO(最高経営責任者)と緊密に協力。また、興味深いことに、Alameda ResearchのCEOであるキャロライン・エリソン(Caroline Ellison)はグレン氏の娘である。
これは、ウォール ストリート ジャーナルが、FTX とアラメダの複数の経営幹部が顧客の資金の流用について知っていたと報じた後、注目を集めているホットトピックの一つとなっている。また、キャロライン氏は会議で、バンクマン‐フリード氏を除く2人のFTX幹部が、Alamedaに資金を送金することを知っていたと述べた、と報告書の中で触れている。
New York Times の最新記事で、FTX 危機の原因はバンクマン‐フリード氏の経営スタイルにあると非難。社内でトラブルの兆候に気付くことができなかったと批判している。FTXとAlameda Researchは、第11章破産手続きを開始する決定を発表。重大な流動性危機の中で、利害関係者の利益のために資産を見直して収益化できるようにするために決定が下されたと主張している。