ホスキンソン氏がADA放棄要求報告に反論
カルダノ(Cardano)の創設者であるチャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏は、仮想通貨のブロックチェーンエコシステムのイメージを傷つける報告を却下した事が分かった。
当NEXTMONEYの特集記事「アナリストがユーザーにカルダノ(Cardano/ADA)トークンを廃棄するよう勧める理由とは」でも報じているように、カルダノネットワークは現在、ビットコイン(Bitcoin/BTC)やイーサリアム(Ethereum/ETH)などの他の主要仮想通貨と比較して、現実世界での実用性がほとんどないという。また、ネイティブトークンであるADAは、日々の取引数が膨大であるにもかかわらず、ほとんどが投機的なものであることにも言及した。
ホスキソン氏がカルダノに関する報告を却下
カルダノは時価総額の点で最大の仮想通貨の一つに成長しているにもかかわらず、今週初めに行われたK33 Researchによる調査は、ネットワーク活動が捏造に過ぎないことを示唆した。
「Why you should sell all your ADA(Cardano)日本語訳:ADA(Cardano)をすべて売却すべき理由」と題されたレポートでは、Cardano ネットワーク上の活動をイーサリアム、ソラナ(Solana/SOL)、アバランチ(Avalanche/ AVAX)など、他のアルトコインと比較。カルダノは毎日平均9万件の取引があるにもかかわらず、このネットワークにはブロックチェーンデータと取引所での取引以外に外部活動がないことから、そのほとんどが少数の所有者によって捏造されていると報告書は主張している。同レポートによる批判の主なポイントは、カルダノのステーブルコイン市場であったが、これはほとんど存在しなかった。報告書によると、カルダノブロックチェーンにテザー(Tether/USDT)とUSDコイン(USDCoin/USDC)が存在しないということは、ステーブルコイン発行会社のテザー(Tether)とサークル(Circle)が、ネットワーク上での実活動が欠如していることを認識していることを示唆しているという。
FYI: this is not how a serious research paper reads or looks like.
You may instead want to refer to this fact-based thread on Cardano offered to you for free instead. https://t.co/qjqW86aJzD
— ADA whale (@cardano_whale) January 16, 2024
参考: これは、本格的な研究論文の読み方や見た目ではありません。
代わりに、無料で提供されているカルダノに関するこの事実に基づいたスレッドを参照することをお勧めします。
報告書はADA投資家の注目を集めているが、多くの人が報告書の信頼性を否定。特に同氏はソーシャルメディアのコメントで調査会社が“誰である”かを疑問視しており、報告書を無視していることを示唆した。ソーシャルメディアでADAクジラとして知られる人気カルダノ愛好家も、ブロックチェーンネットワークに関する十分な情報が不足していると述べてこの報告書を却下している。
ADAの次は何か
カルダノが今回のような主張に直面するのはこれが初めてではなく、同様の報道に対する即座の反論により、議論に対処するネットワークの能力について懸念が生じている。
しかし、毎週の開発レポートによると、ネットワークの開発活動は着実に増加しているのもまた事実だ。なお、現時点では、チェーン上で157のプロジェクトが開始されており、1,319のプロジェクトがまだ開発中だ。
ある仮想通貨アナリストによると、歴史が繰り返される場合、ADAの価格は1,300%以上爆発する可能性がある。さらに、仮想通貨アナリストのアリ・マルティネス(Ali Martinez)氏は、現在のADAの統合は2020年後半の行動を反映しており、その後数カ月で2,980%の急騰をもたらしたと指摘。この急騰が繰り返されると、ADAは4月頃に上昇を始め、その後目標株価7ドルに達すると予想している。