イーサリアム下落の終わりに近づいているとVC企業創設者が指摘
ベンチャーキャピタル会社Breed（ブリード）の創設者ジェド・ブリード（Jed Breed）氏は、進行中のセルシウス（Celsius）破産事件の大きな進展のおかげで、最近のイーサリアム（Ethreum/ETH）価格の下落は終わりに近づいている可能性があると、X（旧Twitter）への一連の投稿で指摘した。
Onchain data shows @CelsiusNetwork has sold $243M of ETH in the past 30 days:https://t.co/GHUR9iWIGc
It seems this is why ETH has struggled to catch a bid in the recent run up.
But why is Celsius doing this? I looked into the recent bankruptcy saga to find out why…
A 🧵
— Jed Breed (@JedBreed) December 20, 2023
オンチェーンデータが示すセルシウスネットワークは、過去30日間で2億4,300万ドルのETHを売却しました:
これが、ETHが最近の上昇局面で入札を獲得するのに苦労している理由のようです。
しかしセルシウスはなぜこんなことをするのでしょうか?その理由を知るために最近の倒産騒動を調べてみました..
オンチェーンデータによると、セルシウスは過去1カ月間で2億4,300万ドル（約347.6億円）相当のETHを売却しており、仮想通貨価格への影響について懸念が高まっているという。しかし、同氏によると、この売り圧力は終わり、今後数カ月間に大幅な価格上昇への道が開かれる可能性があるという。同氏は、セルシウス保有の一部が清算されたため、ETHは最近の上昇局面で入札を獲得するのに苦労していると考えているという。これは、進行中の破産手続きとセルシウス資産の新しい所有者としての米国ビットコイン（※MiningCo）の承認に関連しているとみられている。
セルシウスはMiningGoへの移行を決定
2023年11月20日（月曜日）に行われた裁判所への提出文書の中で、セルシウスはビットコインマイニングのみの会社であるMiningCoへの移行決定を発表した。
この決定は、2023年5月の入札競争で勝利した投資ビークル、Fahrenheit（ファーレンハイト）による買収予定の当初計画に関して、SEC（米国証券取引委員会）と複数の問題に直面した後の事である。MiningCoの買収には法定通貨で2億5,000万ドルの資金が投入される予定で、必要な資金を調達するにはETHの売却が必要となるという。この一連の件についてブリード氏は、次のように意見している。
ポジティブな面としては、セルシウスは既にマイニング・コーに必要な額（2億5,000万ドルのETHを売却）をクリアしているため、売り圧力は完了した可能性があり、スポットETH ETFの物語が目前に迫っており、ETHは今後数カ月で高騰する可能性がある。
