政府コンピュータでマイニングしたとして、2人のロシア人を起訴
2人のロシア人が、ロシア政府が所有するコンピューターシステムにて仮想通貨マイニングを行った疑いで起訴されていると、国営通信社TASSが報じた。既に一人の刑事事件が開始されているようである。またTASSの報道では、コンピューター事件国立調整センター副局長ニコライ・ムラショフは、次のように述べているという。
「ロシアでは、最近、国家機関のコンピューターにアクセスし、暗号通貨をマイニングするためにそれらを使用することで刑事責任を問われた2つの事例があります。」
TASSの報告書によると、国民の一人はクルガンの居住者であることが判明しているが、そのほかの詳細については明らかにされていないようだ。だが、仮想通貨マイニングについては、ウェブページを感染させて暗号通貨を採掘したという。
不正な仮想通貨マイニングを実施する事例は珍しくはない。ウクライナ対外情報庁は今年8月、南ウクライナ原子力発電所の現場で、仮想通貨マイニングに使われたとみられるGPUやハードディスク、冷却ユニットなど20台以上を発見。地元紙によると、ウクライナ情報機関、国家保安局(SBU)は、6つのRadeon RX 470 GPUビデオカード、マザーボード、電源と延長コード、USBとハードドライブ、冷却ユニットを没収。これら全ての機器は、同発電所管轄の国有企業エネルゴアトムが管理する電力施設とは別の、管理棟の一室にあったという。