ビットコインのマイニング難易度は6回連続の上昇で過去最高を記録

ビットコインのマイニング難易度は6回連続の上昇で過去最高を記録

2023年11月25日、ビットコイン（Bitcoin/BTC）ネットワークは6回連続の難易度上昇を記録し、ブロック818,496で新たなピークに達しており、難易度は5.07%上昇し、67.96兆の過去最高を記録したことが明らかになった。

Bitcoin mining difficulty ushered in a mining difficulty adjustment at block height 818496. The mining difficulty was raised by 5.07% to 67.96 T, continuing to hit a record high. The current average hashrate of the entire network is 504.80 EH/s. https://t.co/vgAkEgyDOf

— Wu Blockchain (@WuBlockchain) November 26, 2023

ビットコインの難易度が5.07%上昇した最新の上昇は、11月25日夜のブロック818,496で発生しており、これは2023年9月19日のブロック808,416以来、6回目の難易度上昇となる。過去68日間の累積上昇率は23.27%であり、この2カ月間の大幅な上昇にもかかわらず、ネットワークのハッシュレートは減速の兆しを見せておらず、マイナーはこの領域で常に新記録を更新している。

東部時間11月25日午前7時（※日本時間同日21:00）、ハッシュレートの7日移動平均は前例のないピークに達し、毎秒507 EH/s（エクサハッシュ）に達しており、最近の難易度調整にもかかわらず、ハッシュレートは約500EH/sの堅調な水準を維持している。現在、難易度は67.96兆に設定されており、ビットコインマイナーは、この困難な高難易度環境内でブロックを発見するために、相当量の計算努力を要求されている。

直前に50のプールがハッシュレートを提供

ハッシュレートが高くなると、ブロックの生成に必要な暗号パズルを解く競争が激化するため、新しいブロックのマイニング難易度が高くなり、次のビットコインマイニングの難易度調整は12月10日にブロックの高さ820,512で行われる。

25日の時点で、約50のプールがビットコインのブロックチェーンにハッシュレートを提供しており、その中で最も小さいプールは毎秒916 MH/s（メガハッシュ）を提供。また、主要マイニングプールであるAntpoolは、全体の27.23%を占める135.10 EH/sのハッシュパワーを誇っており、2位のFoundry USAは131.86EH/sで、全体の26.58%を占めるほか、この2大巨頭に続くのは、F2pool、Viabtc、Binance Poolである。

5%を超える最近の難易度調整がマイナーの活動に純粋に影響を与えるかどうかは時間が経てば明らかになるが、現在の兆候ではハッシュレートは抑止されていない。

実際、今後の半減期を見越して、マイニング事業体は何千台もの新しいマシンを積極的に導入。フリートの能力を高めていると見られており、これらの新しく効率的なモデルの導入は、BTC価格の高騰と相まって、ハッシュレートとそれを生み出すマイニングプールの両方を牽引する重要な触媒となっている。一方で、今月初め、ビットコインネットワークはブロック生成において一時的に大きな混乱に見舞われ、顕著な休止が1時間以上続いており、ビットコイン専用ブロックチェーンエクスプローラーによると、遅延は11月7日に発生し、その間ネットワークはブロックを生成しなかったとのこと。