ルフトハンザドイツ空港がNFTトレーディングプログラムの拡大を発表
2023年のNFT(非代替性トークン)取引量は大幅に減少しているにもかかわらず、企業は依然としてNFTを中心とした新しい取り組みを構築したいと考えている中、ルフトハンザドイツ航空(Deutsche Lufthansa AG、※以下ルフトハンザと表記)とパートナーのアップトリップ(Uptrip)社は8月31日(木曜日)、ドイツの航空会社のNFTトレーディングカードプログラムの拡大を発表した事が分かった。
現在、ルフトハンザのすべての乗客は、アップトリップアプリで搭乗券をスキャンするだけで、ポリゴン(Polygon)ベースの NFT を受け取れ、NFTは、選択した仮想通貨ウォレットに保存ができる。しかし、これらのNFTは単なる収集品ではない、とルフトハンザはプレスリリースで語っており、フリークエントフライヤーが完全なNFTコレクションを形成するのに十分な数のNFTを手に入れた場合、それらは、空港ラウンジへのアクセス、フライトのアップグレード、またはステータスや特典マイルと引き換えることが可能だ。
ルフトハンザのマイレージプログラム幹部であるクリストファー・シーグロック(Christopher Siegloch)氏は、NFTサービスに多くの関心が寄せられていることを嬉しく思っていると述べている。なお、このプログラムは春にソフトローンチされ、20,000人の登録ユーザーと200,000以上のNFTが発行されたことが分かっており、同氏は次のように語っている。
ゲーミフィケーション要素は、参加者にNFTなどのWeb3テクノロジーを楽しい方法で紹介します。さらに、人々がトレーディングカードの小冊子から知っているコレクションへの熱意をデジタル空間に移すことに成功しました。
低迷するNFT市場に参入する大手企業
アップトリップ は、2023年下半期中に独自NFTマーケットプレイスを立ち上げて運営する予定という。
利用可能な特典を拡大するという話もあるが、将来的にどのような特典が含まれるかについての詳細は明らかにされていない。NFTは、チケット販売の世界や特典プログラムで、より一般的な用途に使用され始めている。大手コーヒーチェーンのスターバックスでは、世界最大級の特典プログラムを運営しており、2022年9月からそのビジネスのWeb3側を構築している。さらに、別の航空会社であるアルゼンチンのフライボンディ(Flybondi)では、すでにアルゴランド(Algorand)ブロックチェーン経由で自社便のNFTチケットを提供している。