SECがコインベース(Coinbase)を提訴:SECは複数コインが有価証券と主張

SECがコインベース(Coinbase)を提訴

仮想通貨取引所バイナンス(Binance)に対する告訴の翌日、SEC(米国証券取引委員会)は、米国最大の仮想通貨取引所であるコインベース(Coinbase)に対して訴訟したことが分かった。

日本語訳:
本日、Coinbase, Inc.を、その暗号資産取引プラットフォームを未登録の国内証券取引所、ブローカー、清算機関として運営し、仮想通貨ステーキング・アズ・ア・サービス・プログラムの募集と販売の登録を怠ったとして告発しました。

バイナンスと同様に、コインベースはブローカー、全国証券取引所、清算機関のいずれかの機能を果たしているにもかかわらず、そのいずれかとして登録できていないと当局は主張した。また、法を遵守したいという「口先だけのサービス」にもかかわらず、ハウイー・テストに合格した資産を取引所で取引できるようにしたことで、コインベースが証券法に違反したとして告発した。

101ページにわたる訴状の中でSECは、ソラナ(Solana/SOL)、カルダノ・エイダコイン(Caldano/ADA)、ポリゴン(Polygon/MATIC)などの証券のプラットフォーム上での取引を許可しているとしてコインベースを非難したうえで、次の世に主張している。

コインベースは投資家の利益よりも、法律や証券市場を管理する規制枠組みの順守よりも利益を増やすことに関心を高めている。


SECによって有価証券として分類されたその他の仮想通貨

SECは、コインベースがサービスとしてのステーキング製品の登録を怠ったため、「投資家からプログラムに関する重要な情報が奪われたと述べている。

コインベースは数カ月前から訴訟を予期していたとみられており、ステーキング商品は有価証券ではないという自社の主張を公にしている。なお、SECは救済策として、コインベースが不正に得た利益を吐き出し、それに対する判決前の利息を支払うことを求めている。

なお、SRCが有価証券として指定した中に以下のものが含まれている。

ファイルコイン(Filecoin/FIL)
サンドボックス(The Sandbox/SAND)
アクシーインフィニティ(Axie Infinity/AXS)
チリーズ(Chiliz/CHZ)
フロー(Flow/FLOW)
インターネットコンピューター(Internet Computer/ICP)
ニアプロトコル(NEAR Protocol/NEAR)
ボイジャーコイン(Voyager token/VGX)
ダッシュ(Dash/DASH)
ネクソ(Nexo/NEXO)