ナイジェリア中央銀行は間もなく廃止されるナイラ紙幣の返還期限を延長

ナイジェリア中央銀行が古いナイジェリア紙幣の返還期限を延長

CBN(Central Bank of Nigeria=ナイジェリア中央銀行)は、古いナイラ紙幣の返還期限の延長を求める嘆願を最初は無視していたが、先日、古い紙幣の返還期限について、2023年2月10日に変更したと発表した事が新たに分かった。

ナイジェリア中央銀行は最近、古いナイラ紙幣の返却期限をさらに10日間延長したと発表。1月29日(日曜日)付け公式発表で、同銀行のゴドウィン・エメフィーレ(Godwin Emefiele)総裁は、演習は成功したものの、締め切り日を1月31日(火曜日)から2月10日(金曜日)に変更することで、銀行が農村地域で成功を収められると主張した。

今回の発表は、まもなく廃止されるナイラ紙幣を返還するためのより多くの時間を与えられることを望んでいた住民による数週間の嘆願に続くものである。同総裁は、古い紙幣が流通から取り除かれる前に同銀行の目的を確実に達成するため、中央銀行のスタッフとEFCC(Economic and Financial Crimes Commission =経済金融犯罪委員会)の担当者が動員され、プロセスを監視していると述べた。さらに同総裁は、同銀行が十分にサービスを提供していない地域での現金交換プロセスを支援するため、約30,000人のスーパーエージェントが全国に配備されていると述べている。

ナイジェリア中央銀行は地方コミュニティをターゲットに

エメフィーレナイジェリア中央銀行総裁は、同銀行の成功について、次のように述べている。

これまでのところ、銀行システムの外で保有されている2.7兆ナイラ(約7,526億円)のうち、75%以上の成功率を達成したことを嬉しく思います

さらに同総裁は、純粋に稼いだお金を持つ住民に、合法的に閉じ込められたお金を交換のためにCBNに預ける機会を与えることを目的としていると述べている。

一方、テロリストへの資金提供で告発されている同総裁は声明の中で、中央銀行の目標は金融政策の有効性を高めることだけではなく、盗賊や誘拐犯との戦いでナイジェリアの治安機関を支援することであると主張。古い紙幣を廃止することで、ナイジェリア中央銀行は5年から8年ごとに通貨を再設計するというその任務に固執するだろう、と語っている。

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。