OpenSeaがNFTロイヤリティ適用ツールを発表
主要NFT マーケットプレイスのOpenSeaは、11月8日(火曜日)から、作成者が設定したNFTロイヤリティの実施を開始する予定であるものの、厳格なポリシーは当面の間、新しいNFTコレクションにのみ適用されることが分かった。
またOpenSeaは、「simple code snippet(日本語訳シンプルなコードスニペット[切れ端、断片という意味が込められている。])」と呼ばれるオンチェーンロイヤリティ強制ツールをリリースする予定であることも新たに分かった。
A month ago, around 75% of NFT buyers opted-in to paying royalties on x2y2, when given the choice.
Now that number is around 18%
The idea of "tip jar" royalties where buyers can opt-in or opt-out will likely prove to just be a 0-royalty policy over time
Free riding is too easy pic.twitter.com/BAG9VfI18q
— NFTstatistics.eth (@punk9059) October 28, 2022
1カ月前、NFT購入者の約75%が、選択肢が与えられた場合、x2y2でロイヤリティを支払うことにオプトインしました。
現在、その数は約18%です
購入者がオプトインまたはオプトアウトできる「チップジャー」ロイヤリティのアイデアは、時間の経過とともにロイヤリティゼロポリシーであることが証明される可能性があります。
フリーライディングは簡単すぎる
OpenSeaの新ポリシーは2022年10月、NFTマーケットプレイスX2Y2 https://x2y2.io/ が Twitterで共有したデータから、NFTトレーダーのわずか18%がクリエイターにロイヤリティを支払ったことを明らかにした。そのため、NFTクリエイターに有利なように財務規模のバランスを再調整することを目指しているとのことだ。OpenSea の共同創設者兼CEO(最高経営責任者)のデヴィン・フィンザー(Devin Finzer)氏は次のように述べている。
多くのクリエーターがチェーン上で手数料を強制できることを望んでいることは明らかです。
OpenSeaによるNFTロイヤリティの追加ツールと改善計画
OpenSeaは、クリエーターがオンチェーンの施行を実施しないと選択したコレクションに手数料を義務付けないことを強調。
同社はさらに、今後カ月でオンチェーンNFTロイヤリティ規定の追加ツールと改善を開始する計画を概説。クリエイターをサポートするOpenSeaの決定は、今月初めにソラナ(Solana)ベースのコレクションのオプション機能として、NFTロイヤリティを選択した競合他社のMagic Edenとは対照的だ。イーサリアム(Ethereum)プラットフォームのX2Y2、LooksRare、およびBlurも同様のロイヤリティなしのアプローチを採用している。
一方、フィンザーCEOによると、クリエイターの既存コレクションは、ロイヤリティの実施において困難な戦いに直面する可能性が高いとのこと。同CEOは、クリエーターがアップグレード不可能なスマートコントラクトを使用し、既存コレクションの料金を確保できる唯一の手段は、コレクション全体を新しいスマートコントラクトに移行することであることを明らかにし、次のようにコメントしている。
クリエイター手数料は、クリエイターがより効果的な方法で作品を収益化するのに役立つ Web 3.0 の重要なイノベーションです。
ホワイ・ユー・シュッド・ケア
世界最大のNFTマーケットプレイスとして、NFTロイヤリティに対するクリエイターの権利をサポートするというOpenSeaの決定は、同市場の最高のクリエイターをプラットフォームに引き付けるのに役立つ可能性がある。
しかし、競合プラットフォームから貴重な新しいコレクションを奪う可能性もあり、これによって最も需要の高いNFT コレクションを保持するため、他のマーケットプレイスが現在保持している「ロイヤリティなし」のスタンスを撤回することを余儀なくされる可能性も十分にのこされている。