ビットコインが「初の分散型仮想通貨」としてギネス世界記録に認定

ビットコインがギネス世界記録に認定される

GWR(Guinness World Records=ギネス世界記録)は、2022年の年間記録にこのテーマを追加したため、ビットコイン(Bitcoin/BTC)を世界初の最も価値のある分散型仮想通貨として認定したことが分かった。

1955年以来、GWRは、極端な自然現象から人類の偉業まで、世界記録を網羅した参考書を毎年発行していることで知られている。その中でも、サトシ・ナカモトの仮想通貨とブロックチェーン・ネットワークであるビットコインは、長年にわたって多くの称賛を受けており、主要なメディアソースや従来の媒体でも認識されている。例えば…、2016年にはビットコインという単語がMWUD(Merriam-Webster Unabridged Dictionary=メリアム・ウェブスター大辞典)に追加され、その2年後にはScrabble lexicon(スクラブル辞書)に入り、2022年、GWRによってビットコインを初の分散型仮想通貨とみなし、サトシ・ナカモトの発明を認定したとのこと。

GWR によって詳述されているビットコインとは

ビットコインは、世界で初めて発明された分散型仮想通貨であるという記録を保持しており、GWRは67年間、さまざまな人類の偉業や極端な自然現象からの記録を正式に記録してきた。

記録によると、ギネスワールドレコーズの初版は、1955年12月のベストセラーリストでトップの本となり、この本は、現在でも数々の行為や記録達成に結びついた世界記録の重要なカタログと検証を特徴としている。GWRの始まりは、記録集を作るというギネスブルワリーのマネージング・ディレクターであったヒュー・ビーバー(Hugh Beaver)卿に由来するとのこと。

最新GWRで紹介されているビットコインの概要には、プロジェクトのホワイトペーパーが2008年にオンラインで公開された経緯が書かれており、ギネスの著者はビットコインが取引を監督する中央集権的な組織なしでデジタル通貨を規制するという課題に対するソリューションとして開発されたと述べられている。GWRの著者はさらに、ビットコインネットワークは、取引を検証する第三者(例えば銀行)を必要としない、トラストレスメカニズムで二重支出の問題を(解決)したと詳述している。

一方で、長年問題となっていた、ビットコインの正確なリリース日について研究者の分類によると、First decentralized cryptocurrency というように、記録的な第一号に記録された日付は、2009年1月3日とされている。この件に関しては、過去にオリジナルのBitcoinホワイトペーパーの発行日を2008年10月31日と誤った記録が存在したり、Satoshi Nakamoto氏が 10年以上活動していない一つのウォレットに、60万BTCを保有しているなどの噂が物議を醸していた。