イーロン・マスク氏は買収におけるTwitter社の詐欺を主張で提訴へ

イーロン・マスク氏がTwitter社への程度準備完了

Twitterは現在、440億ドルで買収する契約をキャンセルしたとしてイーロン・マスク（Elon Musk）氏を訴えているが、同氏はTwitter社に対して反訴を開始するため、別の法廷対決の準備ができている事が分かった。

I hereby challenge @paraga to a public debate about the Twitter bot percentage.

Let him prove to the public that Twitter has <5% fake or spam daily users!

— Elon Musk (@elonmusk) August 6, 2022

大手電気自動車メーカーのTesla（テスラ）社と航空宇宙メーカーSpaceXのCEO（最高経営責任者）であるマスクと彼の弁護士は、訴状の中で、Twitter社の「重要な指標」について彼らを騙し、その価値を操作し、同氏に巨額資金で買収するように仕向けようとしたと主張しているとのこと。同氏は2022年初めにTwitter社の買収に名乗りを上げたものの、一転してソーシャル メディア ネットワークは、同社が報告したよりもはるかに多くの“スパム ボット”と偽アカウントに悩まされているとして買収契約の撤回を主張。訴状は詐欺を告発し、TwitterのSEC（米国証券取引委員会）への提出は、「真実からかけ離れており、Twitterの価値を歪める複数の重大な不実表示または省略を含んでいる」と主張している。

Twitter社がボットを使用してユーザー数について嘘か

大手メディアによると、Twitter社はSECへの提出書類は正しく、同社は“虚偽していない”と回答（ワシントン・ポストとウォール・ストリート・ジャーナル）。

マスク氏は、Twitter社のアクティブユーザー数とボット数について嘘をついていると主張。同社に対する同氏による詐欺の申し立ては，同氏が契約から撤回することを可能にするはずのいわゆる「悪影響」を助長しているとThe Vergeは報じている。報道によると、同氏が“だまされて”合併に署名したという考えはありそうになく、事実と矛盾しているとTwitter社は述べ、マスク氏は取引から抜け出すための正当化を作っていると付け加えた。

マスク氏に対する訴訟の一環として、同社は仮想通貨取引所のBinanceと、同氏の顧問や貸し手12人以上に召喚状を提出し、2022年5月にBinanceを含む18社からの投資を確保し、Twitter社を買収したことを明らかにした。

ドッグファーザーと仮想通貨コミュニティへの影響

世界で最も裕福としても広く知られるマスク氏は、ドージコイン（Dogecoin/DOGE）愛好家としても広く知られる。

同氏は「Full Send Podcast」への出演で、自称「Dogefather（ドージコインの父）」は、ドージコインのブロックチェーンはビットコイン（Bitcoin/BTC）に比べ、大幅に高い取引能力を持っていると述べている。仮想通貨コミュニティに対するマスク氏の影響力は、科学的に証明されており、ドイツのブロックチェーン調査を手掛けるBlockchain Research Labのレナート・アンテ（Lennart Ante）氏が実施した調査によると、「マスク効果」は現実のものとのこと。

同氏がTwitterでドージコインについてコメントする度にDOGE価格は急上昇する。Twitter社は、マスク氏が買収契約を撤回した理由について、「もはや魅力を感じなくなった合併契約を終了するために彼がでっちあげた話」だと説明している。なお、Twitte社とマスク氏の裁判は10月17日（月曜日）に開始される予定である。