MASシンガポール金融管理局による明確な規制構造
MAS（Monetary Authority of Singapore =シンガポール金融管理局）は2022年8月に、仮想通貨を規制する方法と、地域の仮想通貨ハブになる方法を示す計画を発表すると発表した事が明らかになった。
シンガポールの規制当局として機能するMASはプレスリリースを発表し、デジタル資産をどのように規制し、どのようにハブになるかについて、来月計画を発表する予定とのこと。プレスリリースの中でMASのマネージングディレクターであるラビ・メノン（Ravi Menon）氏は次のように語っている。
報道とは反対に、失敗した仮想通貨プレーヤーの一部であるTerraform Labs、Three Arrows、Vauldなどはシンガポールにあります。しかし、実際には彼らは、シンガポールの仮想通貨関連の規制とはほとんど関係がありませんでした。
メノン氏は、シンガポールは明確なライセンスと規制の枠組みを備えた最前線にあり、主な焦点はマネーロンダリング（資金洗浄）とテロ資金供与のリスクを減らすことであると述べている。同氏は、MASが何年にもわたって一般に伝えてきた仮想通貨への投資は非常にリスクが高いことを繰り返し述べている。
シンガポールは仮想通貨ハブになる
その後、メノン氏は、シンガポールがデジタル資産のハブになるために戦略をどのように採用するかについて、次のように説明している。
来月、シンガポールをデジタル資産ハブとして発展させるための戦略を共有するために、専用のGreenShootsセミナーを開催します。仮想通貨、ステーブルコイン、ブロックチェーン、トークン化、スマートコントラクト、デジタル資産などに関する私たちの立場を説明します。それらのリスクと機会。欠点と可能性。革新的で責任あるデジタル資産ハブとしてのシンガポールのビジョンを達成するために、開発と規制のアプローチがどのように調和して機能するかを説明します。
英国でも今年初めにデジタル資産のハブになることに関心を示しており、当時のリシ・スナック（Rishi Sunak）大蔵大臣が動きを大きく後押していることから、シンガポールと英国の仮想通貨ハブとしての地位の争奪戦が繰り広げられることも予想されている。
