サムスンがメタバースフィルムDoubleMeの資金調達ラウンドに投資

サムスンがメタバーススタートアップ企業に投資

エレクトロニクス企業であるサムスン(Samsung)、投資企業のNH Investment(NH投資証券)含む韓国の最大の企業は、メタバースのスタートアップであるDoubleMeに2,500万ドル(約32億円)の資金調達ラウンドを主導した事が分かった。

DoubleMeは、2015年にアルバート・キム(Albert Kim)氏、マイケル・クチンスキー(Michael Kuczynski)氏、キム・ヒヨン(Heeyoung Kim)氏によって設立され、設立から数年間、同社は2Dビデオを3Dモデルに変換するソリューションを提供していた企業である。

サムスン、NH投資がDoubleMeに資金を注ぎ込む

韓国の新興企業であるDoubleMeは、現在、メタバース市場で活動している企業の1つで、メタバースソリューションTwinWorldを立ち上げた後、同社は大きな注目を集めている。

メタバースプラットフォームは、AR(拡張現実)エクスペリエンスの助けを借りてデジタルと物理の世界を組み合わせる。サムスン、NHインベストメントなどによる最新の資金提供により、DoubleMeは飛躍的に成長するだろうと同社は語り、資金を製品開発、顧客獲得、マーケティング、および新入社員の採用に使用する予定とのこと。DoubleMeはTwinWorldの商用バージョンを発売する予定で、これにより、大幅な改善がもたらされ、NrealヘッドセットなどのARデバイスがサポートされるとのことだ。

最近のメタバース人気により、メタバース関連企業はメタバース空間に多くのテクノロジーを導入することに成功している。DoubleMeの収益についても450万ドル(約5億8,000万円)に増加。以前同社は、100万ドル(約1億3,000万円)のシード資金を調達し、韓国政府から1,600万ドル(約20億円)の助成金を受け取っているほか、同社はT-Mobile、BT、Vodafone、Orange、Telefonicaなどの主要グローバル企業からも支援を受けている。

韓国のメタバースへのプッシュ

韓国は、世界的に仮想通貨の採用とともに、メタバースとNFTの競争をリードしている。

韓国政府は、メタバース市場のグローバルリーダーになるための5か年計画も発表しており、200社以上の企業が新分野で活動している。SK Group、Samsung、LGなどの韓国の巨人はすでにNFTとメタバースに関連するさまざまなプロジェクトを発表しているほか、政府や大手企業からの支援により、DoubleMeのようなメタバース関連スタートアップ企業がさらに成長するとみられている。

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