アイルランドの政党が仮想通貨寄付を禁止される
アイルランドの政党は、起草されている新しい一連の規則により、仮想通貨を介した金銭的寄付を受け入れることを禁止されたことが分かった。
メディアの報道によると、この作戦はアイルランドの選挙におけるロシアの干渉を回避しようとしている事が大きく関係しているという。政治的に完全な規則は、当事者がポートフォリオの詳提供を要求されるため、外国からの寄付受け入れに関する方針をより厳格にすることを目指している。さらに、選挙管理委員会は、ソーシャルメディア企業に削除通知を発行し、オンライン上における誤った情報を明らかにする権限を持つとのこと。
選挙改革を担当するダラッグ・オブライエン(Darragh O’Brien)地方政府大臣は、アイルランドの選挙で外国の干渉に対抗するために彼が取っている一連の措置を党首に宛て、書簡を送ったとのこと。オブライエン氏は、悪意のあるオンライン干渉を防ぐ事を目的としているほか、政党や個人の資金調達方法への外国の干渉を防ぐために政治資金法を改革するため、選挙改革法案2022の修正案を提案するとして次のようにコメントしている。
ウクライナへの恐ろしい侵略と陰湿な偽情報戦争は、すべての民主主義が直面している進行中の根本的な脅威を浮き彫りにしています。ヨーロッパでの独裁的な侵略に直面して、私たちの民主主義の防衛を強化する銅のこれらの目的を促進するための建設的で実用的な提案に従事します。課題の緊急性に照らして、私はあなたの協力を得て、この法案を可決し、夏休みまでに新しい選挙委員会を設立することを目指しています。
仮想通貨広告に対する調査開始の可能性も浮上
アイルランドでは、NEXTMONEYの4月13日付特集記事「アイルランド規制当局が仮想通貨関連の広告規制を見直しへ」で報じているように、今月に入り、ASAI(Advertising Standards Authority for Ireland=アイルランド広告基準局)によって仮想通貨関連企業による複数の広告に対する調査を開始する可能性が浮上している。
この動きは、ユーザーおよび市場参加者らにより、ASAIへの複数の申し立てが行われ、仮想通貨市場に深く関与する企業広告が大幅に増加していることに対する懸念から生じたものである。