CoinbaseはBored Ape Yacht Club短編映画の三部作を製作

CoinbaseがBAYC 短編映画を製作

Coinbaseは公式発表で、NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」をベースにした3部作の映画を制作することを発表したことが分かった。

日本語訳:
BoredApeYCとapecoinのコミュニティをフィーチャーしたインタラクティブな3部構成の映画を作成しています。
私たちと一緒に構築してください!

BAYCを制作したYuga Labsは、Coinbaseと提携し、3本の短編アニメーションシリーズを制作する予定であり、ハイリスクな投資を行う仮想通貨投資家の俗語にちなんで「The Degen Trilogy(デゲン3部作)」となる予定とのこと。今回の映画製作の主な理由は、コラボレーション、透明性、機会というWeb3の理念を実現するプロジェクトを通じて、コミュニティに報い、つながることだという。

シリーズのキャラクターは、Bored Ape Yacht Club NFTの保有者全員を対象に公募になる予定で、トークン所有者は自分のキャラクターを提出し、ハリウッドのキャスティング・ディレクターが審査・選定するという。

選ばれたエイプのオーナーには特典も

映画のウェブサイトによると、キャスティングプロセスで選ばれたエイプのオーナーは、ライセンス料としてApeコイン(ApeCoin/APE)またはビットコイン(Bitcoin/BTC)で1万ドル(約125万円)が支払われるとのこと。

映画のプロローグによると、本作は2020年代の「混沌(こんとん)とした」ミッドタウン・マンハッタンを舞台に、初めて、市場における価値の尺度として、デジタルな商品とサービスが他のすべての指標を上回った時代を表現しており、Coinbaseマーケティングディレクターの(ウィリアム・スワン(William Swann)氏は次のように語っている。

このフィルムはNFT技術へのラブレターです。Yuga Labsがこのコレクションですでに大規模で魅力的なコミュニティを作り上げていることの証明になるでしょう。

実際、2021年10月にYuga Labsは、音楽マネージャーのガイ・オセアリー(Guy Oseary)氏とパートナーシップ契約を結び、メディアオプションを検討することを発表しているなどその活動の幅を拡大させている。

一方、Bored Ape Yacht ClubとそのカウンターパートであるMutant Ape Yacht Clubは、OpenSeaのNFTチャートの上位に位置しており、過去1週間約12,500ETH(約46億円)が取引されている。なお、映画3部作は、6月21日から23日にかけてニューヨークで開催される予定の仮想通貨会議「NFT.NYC」で上映される予定であり、その後、取引所のウェブサイトを通じてCoinbaseウォレットを開設したユーザーに対して映画が公開される予定とのこと。