スイス・ルガーノがテザーと提携:市民が仮想通貨で税金を支払えるように

スイス・ルガーノ氏がテザーとパートナーシップ締結

スイスの都市ルガーノ(Lugano)は、市民と企業が仮想通貨で税金を支払えるようにするため、テザー(Tethre)とパートナーシップを締結しことが分かった。

Lugano Living Lab「Lugano’s Plan B ENG」より動画引用

※動画は日本語ではないため、日本語訳が必要な場合は、画面右下に表示されている「字幕」アイコンをクリックし、次に、右横に表示されている「設定」アイコンをクリックし、表示されたメニューの中から、「字幕」⇒「自動翻訳」⇒「日本語」の順に設定する事で、大まかな日本語訳が表示されます。

日本語訳:
Lugano市とTetherは本日、ブロックチェーンの採用のためにヨーロッパ全体の卓越したセンターを作成するために協力することを発表しました。イベントはYouTubeに表示されます。

3月3日(水曜日)の発表によると、ルガーノは仮想通貨のハブとしての地位を確立することを目指しており、ブロックチェーン採用のための卓越した「Center of Excellence」を設立。ルガーノは仮想通貨やブロックチェーンに肯定的な都市として知られており、イタリア語圏であるティチーノ州最大の都市であり、観光地としても賑わいを見せている。同氏は最終的に市民と企業が仮想通貨で税金を支払えるだけでなく、今後数カ月の間に、200を超えるの企業や店舗が支払い手段として受け入れるようにするほか、すべての商品とサービスの支払で仮想通貨を受け入れ、それを法定通貨と同じにすることを目標に掲げている。

将来に投資するルガーノ市

今回のパートナーシップはツイッターで発表され、ルガーノ市がヨーロッパでビットコインの首都になるため、ルガーノでのブロックチェーンベースのスタートアップとブロックチェーンサービスをサポートすると宣言。

今パートナーシップの一環として、ルガーノはビットコインのブロックチェーンに追加された2番目のレイヤーであるライトニングネットワークを使用するとされている。実際、ライトニングネットワークを利用することで、処理能力を向上させたり、少額決済ができるほか、スケーラビリティ問題も解決できる。受け入れ予定の仮想通貨には、ビットコイン(Bitcoin/BTC)、テザー(Tether/USDT)、および現地通貨に変換される一部のCHFベースのステーブルコインであるルーガ(Luga/LVGA)が含まれ、ルガーノのミケーレ・フォレッティ(Michele Foletti)市長は次のように述べた。

私たちは常に新技術の開発を追跡しており、ブロックチェーンは地元企業、市民、企業にとって非常に興味深いトピックであると認識しています。ルガーノは将来に投資しており、MyLuganoアプリとそのLVGAポイント支払いトークン、Luganoデジタルフラン、ブロックチェーンインフラストラクチャーなどのブロックチェーンベースのソリューションをすでに実装しています。

一方で、テザーは時価総額最大のステーブルコインであり、パートナーシップの一環として数百万ドルのファンドを創設することも計画しているとのこと。